【ガブリアス&ギラティナGX】ダブルドラゴンエネルギー【ラティオス&ラティアスGX】
Twitterのタイムラインを見ていると、ポケモンの名前の入った「○○の日」というのをよく目にします。
主にpixivでの絵描きさんたちが企画で、様々なポケモンの記念日を決めて、その日に作品をいっぱい発表して盛り上がろうという趣旨のものだそうです。本ブログでも去年あたりにキュウコンの日の話をしたことがあったかと思います。
さてさて。
このポケモンの「○○の日」とは全然違うものですが、昨日4月23日は「ドラゴンの日」だったそうで、Twitterのタイムラインではそれにまつわる画像が幾つか流れていました。
そこで今日は、まったく由来が違いますが、ポケカの世界でも「ドラゴン」がいるのでそれにまつわる話をします。
ポケモンには様々なタイプがあります。ポケモンの原点であるゲームの方に注目すると、最初の151匹の世代では15のタイプがありました。この中にドラゴンタイプも含まれますが、悪タイプや鋼タイプが追加されたのは次の金銀世代(ホウオウとかルギアとかの250匹世代)、フェアリーにいたっては実はXYシリーズからの導入だそうです。
ということは「ドラゴンタイプ」はゲームの中でも最古参の部類で悪タイプや鋼タイプよりも古株なのです。ハクリューやカイリューなどの一部の限られたポケモンだけではありましたが。
しかしカードの世界でドラゴンタイプが出てくるのはずいぶん先の話になります。ポケカの歴史をひも解くと、初出はBWシリーズからだったそうです。
ドラゴンタイプには、対応する基本エネルギーがなく、代わりに複数色のエネルギーを要求するワザが多いことが特徴でした。強力な効果のものも多かったわけですが、複数の基本エネルギーを積む構築面やプレイング面では難しさがあったはずです。
そこで登場したのがXYシリーズ“エメラルドブレイク”収録のダブルドラゴンエネルギーでした。
ダブルドラゴンエネルギー
特殊エネルギー
このカードはドラゴンポケモンにしかつけられず、ついているかぎりすべてのタイプのエネルギー2個分としてはたらく。(このカードがドラゴンポケモン以外についているなら、トラッシュする。)
ドラゴンタイプ限定ながら、破格の特殊エネルギーでした。すべてのエネルギー2個分になるとは、ニコタマもレインボーエネルギーもびっくりです。デッキに4枚しか積めませんが、これがあることでグッと戦いやすくなったドラゴンポケモンたち。
残念ながら、この“ダブルドラゴンエネルギー”はXYシリーズまでの収録となり、現在ではスタンダードレギュレーションの大会で使うことはできません。
ただ、少し昔話をすると、スタンダードレギュレーションでも、SMシリーズの“フェアリーライズ”までXYのカードが共存できました。ドラゴンエネルギーの恩恵は大きく、昨年度のジャパンチャンピオンシップス(JCS)2018マスターリーグも、ダブルドラゴンエネルギーを搭載したオンバーンGXのデッキが準優勝まで勝ち上がりました。
もし今もスタンダードでダブルドラゴンエネルギーが残っていたら、環境は大きく変わっていたかもしれません。ラティオス&ラティアスGXやガブリアス&ギラティナGXなどのドラゴンタイプタッグチームが今以上の幅を利かせていたかもしれません。
これらのカードたちは、強力こそあれ、エネルギーのやりくりが難しいですからね。オールマイティ2個分になるドラゴンエネルギーがあればかなり使いやすくなります。
もしかしたら再録の可能性もあるので、そうなると現状の競技ポケカ勢力図を大きく覆すかもしれません。
そんなことを思った、ドラゴンの日なのでした。(いつかエクストラにも挑戦したいなぁ)