【ドラパルトVMAX】SL銀座大会 優勝はヨネダタクヤ選手!!【エール団のしたっぱ】
本日3月21日(土)、ポケモンカードスペシャルリーグ(SL)銀座大会が行われました。
もともとはチャンピオンズリーグ京都大会の日でありましたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のためということで中止に。
そこで新たな企画として催されたこの大会。毎回のCL同様、ニコニコ生放送で中継され、熱戦の舞台を共有することができました。
これまでに行われたシールド戦の中継と同様、本大会も熱いメンバーでの戦いとなりました。イトウシンタロウ選手やヨネダタクヤ選手といった世界大会ランカーレベルから、将棋界からの刺客である藤井猛九段や山口恵梨子女流二段、ポケモンYouTube界人気のライバロリ選手、だんのうら選手などなどそうそうたる顔ぶれ。
これは面白くなるに決まってる!そんなキャストでございました。
CLでは実現しなかった反逆クラッシュ環境を、このようなプレイヤーたちとの戦いで見られるのは、代替企画とはいえ本当に素晴らしいことでした。
予選はAブロックBブロックに分かれてのリーグ戦により行われました。上位2名が決勝トーナメントに上がるという形式です。それぞれの結果は次のようになりました。
Aブロック
1位 イトウシンタロウ選手【ドラパルトVMAX】
2位 平田雄也選手【オーロットヨノワール】
3位 藤井猛選手【ドラパルトVMAX】
4位 ライバロリ選手【三神ザシアン】
Bブロック
1位 ヨネダタクヤ選手【ドラパルトVMAX】
2位 山口恵梨子選手【ピカゼクライライ】
3位 だんのうら選手【ドラパルトVMAX】
4位 濱健人選手【ラプラスVMAX】
それぞれのプレイヤーは今回の環境を読んでデッキを構築したわけですが、8人中4人がドラパルトVMAXを軸としたデッキを用いていました。と言っても、この4デッキともに彩が異なり、ドラパルトの様々な構築可能性を示唆する結果でした。
ドラパルトVMAX
V進化 超 HP320
弱点:悪 抵抗力:闘 にげる:1
【ワザ】超 ひきさく 60
このワザのダメージは、相手のバトルポケモンにかかっている効果を計算しない。
【ワザ】超超 ダイファントム 130
ダメカン5個を、相手のベンチポケモンに好きなようにのせる。
軽量エネルギーのVMAX。ダメカン5個の自由度・戦略性が高い。逃げエネが1なのも素晴らしく、本大会で大活躍したカードだ。
決勝トーナメントは次のようになりました。
準決勝① イトウシンタロウ選手vs山口恵梨子選手
非常に面白いゲームでした。序盤、山口選手は強気のプレイングでデッキをガン回しし、圧倒的な盤面差を作り、引き離していました。イトウ選手も時折苦しそうな表情を見せ、かなり苦戦しているように思えました。山口選手サイド優勢で試合が進む中、試合時間残りわずか。イトウ選手ここで脱落かと思われた矢先。
ジラーチ“ねがいぼし”で“戒めの祠”を引っ張り、次の自分のターンが終わるときのポケモンチェックで相手のGXポケモンが落ちる状況を作る。そして、ドラパルトのワザと合わせてなんと試合時間ギリギリのところでサイド一挙6枚取りの大逆転勝利!!
ポケカの面白さが凝縮された一戦でした。
準決勝② ヨネダタクヤ選手 vs 平田雄也選手
こちらも最後の最後まで勝敗が分からなかった名試合となりました。クラッシュハンマーでおもてを出し続ける平田選手にディスアドバンテージを課せられ続けるヨネダ選手。それでもなんとか粘り、同サイドからの延長戦でヨネダ選手が細い勝ち筋をものにしました。
そうなると、なんと決勝はイトウシンタロウ選手vsヨネダタクヤ選手という、ポケカ最強プレイヤーのマッチアップに。CL京都大会の決勝戦があったとしてもこれには負けるであろう対決カードが組まれたのでありました。
決勝戦 イトウシンタロウ選手vsヨネダタクヤ選手
マクロなデッキタイプはどちらもドラパルトVMAXを軸とした現環境のフロンティア。しかしその微細は異なり、戦い方の差にも現れるような内容でした。
序盤、ヨネダタクヤ選手の“エール団のしたっぱ”の運用が光りました。後攻スタートだったヨネダ選手でしたが、まず後1から“エール団のしたっぱ”でイトウ選手の手張りエネをはがし、先攻後攻を逆転させます。
続く翌ターンも、ミュウツーの“マインドリポート”で“エール団のしたっぱ”を山札の一番上に戻し、すぐさまヤレユータンの“さるぢえ”で手札に戻して連発エネルギーリターン。序盤からエネルギー差が出てしまい、そのままヨネダ選手がサイドを取り切る試合運びとなりました。
イトウ選手も劣勢ながら場をつなぎ、一縷の望みを最後まで捨てませんでした。本当に良いゲームでした。
ということで、大満足だったSL銀座大会。
コロナウイルスの影響でなかなか難しいご時世ではありますが、これからもポケカがホビーとして最前線を行ってくれることを願ってやみません。