【スカイレジェンド】カードリスト発表!! その2
4月19日(金)、新弾“スカイレジェンド”のカードリストが公式ホームページより公開されました。いつものことながら、事前にピックアップされて話題になっていたカード以外にも、注目すべきカードは多く様々な可能性を検討させてくれる面白いカードがたくさんありました。
前の記事では諸事情(笑)あって、1枚のカードしか話ができなかったので、他の気になるカードについて、ここでまたまとめてみようと思います。
ユキメノコ
1進化ポケモン 水 HP80 弱点:鋼 抵抗力:なし にげる:1
【ワザ】水 うらみのといき 20×
このポケモンにダメカンを7個までのせ、のせた数×20ダメージ。
【ワザ】水 こごえるかぜ 40
相手のバトルポケモンをねむりにする。
カードリスト公開の少し前に発表されたカード。Twitterでは速攻で話題になっていました。と言うのも、1エネであのレシラム&リザードンをワンパンすることができるからです。
ワザ「うらみのといき」HP80であるこのポケモンに最大7つまでダメカンを乗せ、その個数×20ダメージを与えるというもの。自分にもダメージが来るとはいえ、1エネ140ダメージは非常に大きく、対ほのおタイプでは何もつけなくても280ダメージまで出せます。レシリザキラーなのは明らかですよね。
「ダメカンを乗せる」というのはルール上少々難しいところもありますが、過去の類似テキストへの裁定を参考にすると、自身の残りHPが70以下であっても、「自分にダメカンを7個乗せる」宣言ができ、140ダメージを出すことが可能です。無視できない存在ですね。
ゲルディオGX
たねポケモン 水 HP170 弱点:草 抵抗力:なし にげる:2
【特性】ホーリーハート
このポケモンは、相手のポケモンGX・EXからワザのダメージや効果を受けない。
【ワザ】水水無 ソニックエッジ 110
このワザのダメージは、相手のバトルポケモンにかかっている効果を計算しない。
【GX】水水無 かくごのつるぎGX 50×
相手のベンチポケモンの数×50ダメージ。
これも確か、リスト公開前に発表されていましたね。GXに対してほぼ無敵となる特性を持つ初めてのGX!!今までは“バンデットカード”のフーパや“ひかりのけっかい”のキュウコンが持っていたテキストで、GXポケモンにとっては非常に面倒な壁でした。
しかし、これらのカードは火力が低く、相手GXポケモンを倒すのに3回以上の攻撃が必要になることが多くありました。しかしこのゲルディオはGX設定で、中ワザ、GXワザともにそれなりの火力が出ます。また、たねポケモンであることから準備も容易であり、水タイプのデッキに忍ばせておくと、枠を取らない割りに相手をうまく止められる場面も出てくることでしょう。
ムサシとコジロウ
サポート
おたがいのプレイヤーは、それぞれ自分の手札を、2枚トラッシュする。(トラッシュは相手から行う。手札がないプレイヤーはトラッシュしない。)
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それぞれが自分の手札を2枚選んでトラッシュする、という今までのサポにはなかったような効果です。自分で使う分には任意のタイミングで使用できるわけですから、一方的に相手にふりを押し付けるような瞬間での発動を目指しましょう。こちらは敢えてトラッシュに送りたいカードや、捨ててもよいカードがあるときに、ということですね。
ダブルブレイズのドンカラスGXに続き、ポケカの世界にハンデス(相手の手札を削り、プレイ選択肢を狭めて有利に対戦を進めること)が広まりつつあります。
マタドガス
1進化ポケモン 超 HP120 弱点:超 抵抗力:なし にげる:3
【特性】ホワイトホール
自分の番に、このカードが「ムサシとコジロウ」の効果でトラッシュされたとき、1回使える。相手は自分自身の手札を、1枚トラッシュする。(トラッシュするのは「ムサシとコジロウ」の効果のあと。)
【ワザ】無 たいあたり 40
アニポケでの登場シーンを彷彿させる特性“ホワイトホール”。白い明日が待ってるやつですね。もちろん、「ムサシとコジロウ」とのデザイナーズコンボ。
マタドガス自体はこちらの手札からトラッシュされるだけでよく、場に出て進化している必要はないという起動条件の緩さが魅力。それに使用者側としては「ムサシとコジロウ」で切るコストになってくれるわけだからぜひ合わせて使いたいところだ。
アーボック
1進化ポケモン 超 HP120 弱点:超 抵抗力:なし にげる:2
【特性】いまわのもよう
このポケモンが、相手のポケモンからワザのダメージを受けてきぜつしたとき、相手の手札からオモテを見ないで、2枚トラッシュする。
【ワザ】超無無 ロケットテール 50+
自分のトラッシュに「ムサシとコジロウ」があるなら、80ダメージ追加。
「ムサシとコジロウ」と言えば、やはりアーボックとマタドガスですよね。1進化ポケモンとして、相手を殴っていける性能と、これまた手札破壊の特性。なかなかしぶとく相手のハンドを削っていけそうですね。
ハンデスはそのままトラッシュのグッズ肥やし効果につながりますから、これら「ムサシとコジロウ」がらみのカードと組み合わせて作るダストダスのデッキなんてどうでしょうか。
ヒコウZエアスラッシュ
グッズ ポケモンのどうぐ
このカードをつけている、ワザ「エアスラッシュ」を持つポケモンは、このカードに書かれているGXワザを使える。(ワザを使うためのエネルギーは必要。)
【GX】無無無無 ダイブクラッシュGX 180
次の相手の番、このポケモンはワザのダメージや効果を受けない。
先に発表された「ノーマルZたいあたり」と同じく、追加GXワザを与えるポケモンのどうぐ。こちらもまた無色4個発動でエネルギーの柔軟性は高いですが、ワザ「エアスラッシュ」の使い手がなかなかおらず(なんと本弾収録の3体のみ。)難しいところです。
かいじゅうマニア
サポート
自分の山札にあるにげるためのエネルギーが4個のポケモンを3枚まで、相手に見せてから、手札に加える。そして山札を切る。
これもまたゲーム第1世代から登場しているトレーナーですね。こんな顔をしていたかは謎ですが。にげるためのエネルギーが4個のポケモンを3枚まで持ってこれるそうです。逃げエネ4のポケモンって、最近ではどんなのがいましたっけ。実用的なもので言うと、“だいぎんじょう”ギャラドスや“イーブイ&カビゴンGX”あたりでしょうか。
Uターンボード
ポケモンのどうぐ
このカードをつけているポケモンは、にげるためのエネルギーが1個ぶん少なくなる。このカードは、場からトラッシュされるとき、トラッシュせず、手札に戻す。
手軽に逃げエネを減らせるポケモンのどうぐ。ねむり状態でも逃げられるようになる「エスケープボード」とは異なり、ジラーチと相性が良いわけではないですが、再利用できる分、使い勝手は良さそうですね。XYレギュの“かるいし”と比べがちですが、あれはなかなかの壊れカードでした。
そんなこんなで金曜日発売のこの“スカイレジェンド”
SRイラストなどはまだ未発表なので、そこもまた楽しみですね。