青馬堂書店矢向店 ギャロップCS大会 参加レポート
もう2週間ほど前になりますが、地元のカードショップで行われた大会に参加しました。そのレポートをさせていただきたいと思います。
会場は神奈川県横浜市、JR南武線の矢向駅近くのホビーショップ“青馬堂書店”というところです。
普段から平日休日問わず朝早くから夜遅くまでやっていて、良い意味で“庶民的”すなわち親しみやすい、という印象の本店。私も何度か日曜日のジムバトルに出させていただいておりましたが、休日の朝早くから子供たちがベイブレードをして遊ぶスペースがあるくらい、都会のカードショップにしては珍しいくらいの広々さが好きなお店です。
ちょうどこの前の週のCL千葉大会付近から、自身の仕事が緩和され、フリーな日曜日が2週続き、「どこかで今週もカード出来ないかな?」と探していたところ、前日まで募集をしておられた本イベントをTwitterで見つけ、エントリーさせていただきました。
翌週にはダブルブレイズ環境も控えており、また、CL千葉大会で構築の課題を見出せた段階であったので、フルメタルウォール下、自分の中でのまとめとしての位置づけでもありました。
握ったデッキは、CL同じくルガゾロルカリオwithアロキュウ。サブのメタ要素はアロベトに絞り、しっかりブロアーを握った状態で臨みました。総勢50人強で予選5戦を戦い、上位16人が決勝Tに進めるというシステムでした。昼前の店内はすでに人がたくさん集まっており、大変な賑わいを見せていました。
以下、自身の記録を示します。
予選1戦目: vs ピカゼクジラサン 6-4 勝ち
1戦目にして、本日のベストゲーム!!
こちらのイワンコ・ルカリオを見てピカゼクを出してくる場面を絞ったのか、中盤までジラサン的挙動を見せた相手。先攻を握ったこちらが、後1でメタモン◇を落とされながらも、やや無理をしながら先2でしっかりアサルトサンダーを倒していくプレイング。
しかし相手も譲らず、勝負どころできっちりピカゼクを出してきて雷山エネルギーつけかえ即フルドライブ。
ここで次ターンこちらは1エネイワンコをぶつけて、対ピカゼク兵器の黄昏ルガルガン。お相手「……エネルギー割るやつですよね?」「そうです!」しかし今は素点120が重要。ニコタマ貼ってアクセルロックで打点が届き、一気に4-2。
デスローグ温存体勢。押し切りたいが、相手の場にGXポケモンはなく、こちらはこの黄昏ルガルガン以降後続は準備できていない。もちろん、ゼラオラ等の闘弱点GXが下りてくればベンチのリオルを進化させるなり何なりしてサイドを取りきることもできなくないが、熟練そうな相手は恐らくそこまで見ているだろう。少しの思考時間の後、相手はなんでもないサンダーを場に出してきた。
「こいつが先に出るのか?……いや、まてよ。こいつはきっと……!!」
予感は的中した。相手は颯爽とカプ・コケコGXを準備し、ベンチからエアロトレイル。カプサンダーGXというお手本通り綺麗な奇襲攻撃。こちらのアタッカーは呆気なく倒されてしまった。
取得サイド4-4で拮抗のまま終盤。こちらにはGXポケモンが場にいない故、翌ターンに即ゲームが終了することは無かろうが、それは同時に前のコケコGXを一発でどうにかできる状態にないということである。こちらはリオル、アローラロコンなどの、持ってきたのはよいが進化はまださせられていないたねポケモンばかり。
はどうげき120を出すために、ルカリオGXはしっかり握っていたが、ちょうどカプコケコGXだけは弱点を突けないのでワンパン不可なのである。120与えておくことは確かに勝利に近づくが、決定打ではなく、むしろ相手に何らかの猶予を与えてしまいそうだ。どうする。このターンで何とかしないといけない。
「考えます……」もう一度場を眺める。ハンドを見る。ハイパーボール……山は把握している……。10秒ほど考えて……答えが見えたっ!
「リオル前で。1枚ドローします。」よし、見てろよ。
「ハイパーボール使います。ブロアーとカウンターゲイン切ります」もうこいつらはいならい。このターンで決着をつける。私の山にはあいつがいる。「アローラキュウコンGXをもってきて、ベンチでそのまま進化させます。特性ふしぎなみちびきを使います」
ここで相手をチラッと見る。まだ表情は崩れていない。どうなるか行く末を見守っている。しかし、どこか次の自ターンの動きを考えているようなので、まだここで決着をつけられるとは思っていないのだろう。私はもう一度山札に目をやり、念のためもう一回確認する。ちゃんとあいつが残っている!
「こだわりハチマキと、、、ネストボールを持ってきます。まだ触ります」
まだ相手の表情は崩れない。
「ハチマキをリオルにつけます。手札からルカリオGXに進化させます。ハチマキ巻きます。」
120+30 = 150
まだ届かないが、もちろん「ネストボール使います。対象は、、、ディアンシー◇」ここでようやく、「あっ」と声を出した対戦相手。そう。まだこいつがいたんだ。
150+20 = 170 → カプコケコGX
なんとか届いた。
突っ張ってきたギラティナや、たけたリザードンをワンパンするのに、110、120から+20ラインを見ることがターニングポイントになるゲームがありそうだから、ディアンシー◇を重要視して忍ばせておいたのだ。思ったよりの活躍をしてくれた。
予選2戦目: vs エビサワカポ 4-6 負け
良い形で勝って、勢いづいていた2回戦。
エビワラーやサワムラーが見えた相手は、これもピカゼク対策として名高いエビサワカポ。自分は初めて戦ったので、テキストを確認させてもらいつつ、倒す順番を考える。ゾロアークが出しづらく、ニコタマが欲しいときに引けない場面があって、こちらがテンポロス。サイド先行するも、カポエラーまでワザが通り、その後4-3からのマジカルスワップで綺麗に3枚取りされて負けてしまう。思った以上の強さだった。
予選3戦目: vs ジラーチリザードン 6-0 勝ち
予選4勝1敗だと確実にTに上がれるので、なんとか残り3つ全部勝ちたいところ。相手はマグマッグスタート。相手は重度の手札事故だったらしく、こちらがサイドを2枚取ったところでようやくジラーチが出てくるような展開。そのまま押し切って勝ち。これで予選2-1。よし。
予選4戦目: vs メガニウムリザードン 6-1 勝ち
4戦目もリザードン。相手もなかなかうまく回っていそうだったが、長考の先3にどうやらうまく行かなかったようで、そのまま押し切って勝ち。チコリータ複数体立てたかったところ、サイド落ちで1体しか立たなかった現物を倒し、リザードンをストップ。3-1。次勝てばトーナメント!!
予選5戦目: vs 祠カウンターコケコ 3-6 負け
予選3勝1敗のプレイヤーが集められた卓。諸事情でなかなか対戦が始まらなかった微妙な間、この卓だけひときわピリピリしていた感じ。3勝2敗でも上がれないことはないが、オポ差次第。ここは是が非でも1勝を取って、決勝トーナメント進出を固めておきたいところ。
初手7枚は悪くない。めくった相手は前コケコ、後ろヤレユータン。非GXか。
こちらも順当に場を展開していったが、相手もじならしマグカルゴを最速で立てて、ニコタマ祠をうまく回し、ダメカンをばら撒いてくる。
こちらはデッキに眠った2枚のせせらぎの丘かピン挿しブロアーを引いてこようとするが、無限に引けず。何とか1枚祠を割ったところで、向こうは的確にサーチで拾ってきて、順当にダメカンを置いたところでカウンターダメージスワップ。ホント、これに弱い私。
サイドの取り方を考えるのと、ともかくダメカンを置かせないプレイングが必要。結果、予選3-2。発表を待つ。
結局、5勝、4勝1敗までの全員と、3勝2敗のうちの6名が決勝トーナメントへ。私はというと、ちょうど17位でオポ差落ち。うーん。惜しかった。けど、2敗してるし、仕方ない。
とにもかくにも、2週連続でポケカの大会を楽しめたのは本当に良かった。ルガゾロルカリオもずいぶん愛着のあるデッキになった。
さてさて。
時はダブルブレイズ環境。溶接工、炎の結晶のもと、レシリザやウインディが闊歩する炎環境。ピカゼク・ジラサンの牙城をどこまで崩していくのか。引き続き追いかけていきたいと思います。