カツラのクイズショー 旧裏時代に戻ります!
先日、新弾“ダブルブレイズ”のカードリストが発表されましたが、それと合わせて、ジムバトルプロモ第8弾の収録カードも発表されました。
HP60のリオルや、ポリゴンZ GXなど、目を引くカードが当たるようですが、何より一番の注目はこのカードではないでしょうか。
カツラのクイズショー
サポート
自分の手札からポケモンを1枚選び、そのポケモンが持っているワザの名前を相手に伝えてから、ウラにして置く。相手はそのポケモンの名前を答える。ウラにしたポケモンをオモテにして、正解なら、相手は山札を4枚引く。不正解なら、自分は山札を4枚引く。その後、置いたカードを自分の手札にもどす。
相手に突然クイズを要求するこのカード。その正解不正解でどちらかがドローアドバンテージを得られる。手札トラッシュなしの4枚縦引きはこのカードだけが持つドロー性能だ。
クイズの性質も絶妙で、よく知られたカードであるならばまだしも、意外とワザ名を知らないカードも多いのではないでしょうか。
また、「ツメできりさく」や「たいあたり」などかなりたくさんのポケモンで使われているワザ名だと、候補を知っていたとしても勘になってしまう。
もちろん、今対戦で使っている60枚の中で自然に使われているポケモンであるはずなので、そのあたりからも推理は働くが、やや特異なピン挿しカードであったり、あるいはこのサポートを通すために難問用のポケモンが挿しこまれている場合であれば正解は困難でしょう。
せっかくなので、少しここで遊んでみましょう。まずはあり得そうな簡単なものから。SMレギュレーション内でいきます。
「カツラのクイズを使います。ワザ名は……
スノーアイス!!」
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正解は
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どうです?アローラロコンの“みちしるべ”を知らない人はほとんどいないでしょうが、滅多に使わない下ワザだと案外難しいのではないでしょうか。
続いて中級編(まだ対戦で使われるカードであろうという意味で)。第2問。
「カプ・テテフGX場に出して、特性“ワンダー・タッチ”……対象は“カツラのクイズショー”です。そのまま使います。ワザ名は……
よだれ!!」
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解答
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ダストダスデッキでヤブクロンは見ても、この下ワザを気にすることはほとんどありませんよね。ちなみに、超エネルギーやダストダスを見せていたとしても、次のカードが伏せられていればアウトです。ダブルブレイズ環境では注意しましょう笑。
ではラストで上級編!!一番最近の“フルメタルウォール”収録のカードからの出題。
「マチスの作戦使います。ポケギア3.0使います。……ブルーの探索持ってきます。まだ触ります。そのままブルーの探索を使います。対象はカツラの一発勝負とカツラのクイズショーです。そのまま、カツラのクイズショー使います。ワザ名は……
しっぽではたく!!」
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解答
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とかやられると分からないですよね。そんなクイズショー。
Twitterでも大いに盛り上がったこのカードですが、古き良き旧裏時代に造詣が深い方は「あっ、あのカードのリバイバルでは?」と思った人もいるはずです。その昔、まだ20世紀の話ですが、実は同じようなカードが登場していました。(イラストは画像検索をかけてみてください)
カツラのクイズ その1
トレーナー
あなたの手札から「ポケモン」のカードを1枚選び、おもてを下にして、置く。相手プレイヤーにそのポケモンの名前を伝え、その身長を答えてもらう。
その後、置いたカードをおもてにして、正解なら、相手プレイヤーは山札からカードを2枚引く。正解でないなら、あなたは山札からカードを2枚引く。(置いたカードは手札に戻す。)
身長を答えるのはもっと難易度が高いですね。この時代には“サポート”というルール概念がありませんでした。そのため、すぐに次の問題に移ることも可能でした笑
カツラのクイズ その2
トレーナー
あなたの手札からカードを1枚選び、おもてを下にして、置く。そのカードが「ポケモン」か「エネルギーカード」か「トレーナーカード」かを、相手プレイヤーに答えてもらう。
その後、置いたカードをおもてにして、正解なら、相手プレイヤーは山札からカードを2枚引く。正解でないなら、あなたは山札からカードを2枚引く。
もはやクイズでも何でもなく、単なる運ゲーを相手に要求するこのカード。当時はきっと盛り上がったことでしょう。
ちなみに「その3」もありますが、それが今回のクイズショーと同じようなテキストになっています。
ポケカは基本的に相手の番には何もせずにじっと待っていればよいのですが、時たま意思決定を迫られるときがありますよね。「では、あなぬけのヒモで」が一番よくあるパターンですかね。咄嗟にコミュニケーションが必要になるわけですが、それはそれで盛り上がってよいですよね。