旧裏販売の歴史~前編~ ポケカ旧裏ノスタルジック②
新弾『タッグボルト』発売前日となりました!
手にすることのできた皆さんからの開封ツイートを楽しみにしています!!(自分が手にできないことからの嫌味とかではないですよ!)
さてさて。
今日はですね、以前手に入れた、ポケカ旧裏ガイドブック『ポケモンカード オフィシャルブック2000』で個人的に振りかえっていた、旧裏パックの発売の歴史について少しまとめてみたいと思います。
(この子たちも第1世代ですね。またカードを紹介したいです)
時は2000年上旬。
ポケモンカードが現行の裏面ではなく、まだまだ昔の裏面で、収録モンスターも第1世代(フシギダネ~ミュウの151匹)に限定されていた頃。
記録によると、当時も今のようにブームが来ていて、大量にカードが流通している時期でした。子供の体感的に「ポケカブーム」というよりは「ポケモンブーム」という感じで、今よりもさらにポケモンが一大ホビー化していました。
ポケモンの数は今よりずっと少なくても、次々と新弾が発売され、1つのポケモンについても複数のバリエーションが登場していました。パック販売の歴史をたどるとこんな感じです。
ポケカ旧裏パック 販売の歴史
・ポケモンカード第1弾スターターパック・拡張パック発売(1996年10月20日)
記念すべき第1弾!ここからすべては始まりました。
純国産初のTCGとして、ポケモンカードが世に出ました!!
今でもこのパックや旧裏を模したスリーブを使っている人がいますね。
すでに今とほとんど違わない対戦ルールが整っており、コレクションの他、対戦に熱中する人もたくさんいたそうです。
・第2弾『ポケモンジャングル』発売(1997年3月5日)
続いて第2弾。
当時の拡張パックは291円(税抜)で10枚入り。1枚が最高レアリティ、3枚が今でいうアンコモン、6枚がコモンという内訳でした。確か1枚目にキラカードが来ていて、開ける瞬間が一番のドキドキでした。カードプールが増え、構築の幅が広がり、デッキビルドのためのガイドブックがすでに発売されていたのを何となく覚えています。(この本もすでに同定しているので手に入れたいところ。)
・第3弾『化石の秘密』発売(1997年6月20日)
ここで第1世代の151匹すべてが揃いました。次々と新しいトレーナーカード(今で言うところのトレーナーズ。当時はグッズもサポーターも区別がありませんでした。また、スタジアムも存在しませんでした)も次々と実装され、対戦はさらに面白さを増していきました。また「なにかの化石」というカードから始まる、現代ポケカにもつながるギミックもここから登場していました。
・第4弾『ロケット団』発売(1997年11月21日)
この弾で「わるいポケモン」が登場しました。イラストから、性能から、悪さが見える個性あるカードたちが収録されていました。トレーナーズについても、相手に積極的に干渉するものが増えたりして、今考えるとますますTCGとしての懐の深さを増すものでありました。
・拡張シート発売
(第1弾:1998年3月 / 第2弾:1998年6月 / 第3弾:1998年11月)
これもまた当時ならでは。100円のガチャガチャをやると、シートが出てきて、そこにカードが3枚貼りついているんです。それをペラペラめくるとカードが登場しました。普通のパックから出るカードと少し違うあの光沢感。分かる人がいると嬉しい!
・ジムリーダーシリーズ発売
【60枚構築済みスターター】
「タケシのイワーク」や「エリカのウツボット」のように、ジムリーダーの名前を冠したポケモンが登場しました。トレーナーズについても「カスミの勝負」や「クチバシティジム」などの特徴的なカードが収録されていました。
タケシ・カスミ:1998年4月26日
マチス・エリカ:1998年7月25日
ナツメ・カツラ:1999年2月26日
【拡張パック】
それまでに発売されたジムリーダー構築済みデッキを強化するための拡張パック。
キョウとサカキについてはスターターデッキが存在せず、ここで集める形になりました。
第1弾(タケシ・カスミ・マチス・エリカ):1998年10月24日
第2弾(キョウ・ナツメ・カツラ・サカキ):1999年6月25日
その後、ゲームでの金銀版発売を皮切りに、第2世代を収録したパックが始まりました。
この『オフィシャルブック2000』ではその手前のシリーズ(つまりジムリーダー拡張パック第2弾まで)に収録されていたカードがすべて挙げられているのですが、この時点でカードの種類は700枚を超えていたそうです。そのすべてのカードについて、1枚1枚開発サイドからの細かな解説付きで載せられているのですから、リファレンスとしてかなりすごいですよね!
当時はカード資産も少なかったものですから、これを友達の家で眺めているだけで、自分もそのカードを手にしたような幸福感を得ていました。その感覚と近しいものが今でも確実にあって、今は旧裏なんて手元に1枚もないのだけれど、このガイドブックを毎晩眺めているだけでなんだか幸せな気分になります。
当時の思い出補正みたいなものも確実にあるでしょうが、そういうところも含めて私にとっては“ノスタルジック”だし、今のポケカももっと楽しむぞという気概にさせてくれます。
後編では、第2世代以降の歴史を振り返ってみたいと思います。
(今のポケカの話をしろよ、この低需要が!と思う人がいるとは思いますが、お許しください。バランス取りながらいきます。)