【ポケカ新弾】サーナイトV/VMAXデッキを早速考察【爆炎ウォーカー】
4月24日(金)発売のポケカ新弾“爆炎ウォーカー”
TCGには完全に逆風なご時世ですが、無事に予定通り発売されることになりそうです。オンラインでの購入がメインになりそうですが、とにかく良かったですね。
伴っていつものように公式から情報が下りてくる時期になりました。昨日のTwitterはいつも以上の盛り上がりでした。なぜなら、うわさも何も立っていないところからこの2枚のカードの発表があったからです。
ポケモンの中でも人気超上位のサーナイトがVポケモン、VMAXとなっての登場です!
サーナイトの愛らしさを前面に押し出したイラストに、タイムラインには好評価が相次ぎました。一時トレンド入りするほどのツイートの嵐で、早速アイコンやヘッダー画像に用いている人も何人か見かけました。サーナイトの求心力、半端ないです。
さて、テキストのほうを見ていきましょう。
サーナイトV
たねポケモン V 超 HP210
弱点:鋼 抵抗力:なし にげる:2
【ワザ】超 マジカルショット 30
【ワザ】超超無 みなぎるはどう 120+
この番、このポケモンのHPを回復していたなら、80ダメージ追加。
かつてのサーナイトEXを想起させるデフォルメ寄りのとってもかわいらしいイラスト。
今回は超タイプでの収録となりました。弱点はフェアリーの時代同様鋼タイプです。
主力となるワザ“みなぎるはどう”は3エネで素ダメージ120。この番、サーナイト自身がHP回復を行っていたら200ダメージの高効率なワザとなります。
サーナイトVMAX
V進化ポケモン 超 HP320
弱点:鋼 抵抗力:なし にげる:2
【ワザ】超超無 ダイキュアー 180
このポケモンのHPを「50」回復する。
VMAXは、凛々しい堂々としたイラスト。HPは一挙320まで上がります。
ワザ“ダイキュアー”は180ダメージを与えつつ、自身を50回復する耐久ワザ。最大HP320に対してこの回復力ですから、ワンパンを外すと相手はなかなか落としにくいはず。一方でこちらの素ダメージ180は2回の攻撃で相手を落とすのに十分な火力です。
タイムラインではもちろん「サーナイトでデッキを組みたい」の声が多数上がっていました。早速考察が進んでいるようです。サーナイト&ニンフィアのときも、はたまた以前のレギュレーションでも一時黄金期を築いたサーナイト。今回も単なるファンデッキ以上の実力を持つ可能性があります。
使い方と言えば、やはりテキスト通り耐久型でしょう。VMAXに進化すれば弱点をつかれない限りそうそう一発では落ちませんから、二確になったところをさらに回復ギミックでずらして相手のアタッカーをしのいでいく作戦がよさそうです。
「ダイキュアー」の効果で50回復するほかに、手ごろなリカバリー手段としてどのような方法があるでしょうか。
同時に発表された新弾収録のカードにこのようなグッズもあります。
怪しいカンヅメ
グッズ
自分のポケモンを1匹選び、HPを「80」回復する。その後、そのポケモンについている超エネルギーを一個選び、トラッシュする。(超エネルギーがついていないポケモンには使えない。)
超エネルギートラッシュというコストはあるものの、グッズで「80」回復は強力です。今回のサーナイトとエネルギーがあっているので採用は確実でしょう。
Vポケモンではありますが、イエッサンVの特性“こころくばり”も魅力的ですね。場を埋めてしまうこと、ボスに呼び出されることなどデメリットもありますが、永続的に20回復はこころくばり以上にこころ強いです。
単にダイキュアーを打つだけでも、もともとの二確ラインを160+50=210まで高めるわけですから、そこにこれらの回復カードを添えると相当場もちがよくなります。
また、こちらの打点をあげるためにメモリーエネルギーを採用するという意見もよく見ました。
進化元のサーナイトVはHPが210であり、ともすればワンパンされうるところをVMAX進化で逃げ切っておいて、回復ギミックでダメカンを取り除き180で追えない相手を200で落とす、という戦い方ですね。
特殊エネルギーだともう1つ、“ホラー超エネルギー”という選択肢もあります。耐久型だと相手の攻撃回数が増えますから、そのたびに2つダメカンをやり返せるというのは強力です。
そんなこんなで非ワンパンであればどうとでもなりそうですが、ここで弱点が頭をよぎります。そう、鋼弱点。ザシアンが幅を利かせる昨今。これはなかなか致命的です。
単純なのは“ウィークガードエネルギー”ベタ張りでしょうか。これで丸い気もします。
やり返すのであれば、キュウコンVという面白いカードがあります。
ワザ“きゅうびへんげ”により炎エネルギー1つと無色2つで、炎タイプとしてワザを繰り出せます。鋼タイプを焼き切れますね。炎エネルギーについては、これまた特殊エネルギーになりますが、“オーロラエネルギー”であればデッキの邪魔になりにくいです。少々アクロバティックですが、もともとカラマネロの力を借りるデッキ構成にするのであれば奇襲さえ可能です。面白いですね。
そんなこんなで考察しがいのあるカードでもあるこのサーナイトV/VMAX。実戦で名を馳せることも十分あり得るはず。
対面での対戦が難しい社会情勢ではありますが、Skype等を用いたオンラインでの対戦が一方で活発になってきています。サーナイトで勝つ人がたくさん出てくると嬉しいです。
【ドラパルトVMAX】SL銀座大会 優勝はヨネダタクヤ選手!!【エール団のしたっぱ】
本日3月21日(土)、ポケモンカードスペシャルリーグ(SL)銀座大会が行われました。
もともとはチャンピオンズリーグ京都大会の日でありましたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のためということで中止に。
そこで新たな企画として催されたこの大会。毎回のCL同様、ニコニコ生放送で中継され、熱戦の舞台を共有することができました。
これまでに行われたシールド戦の中継と同様、本大会も熱いメンバーでの戦いとなりました。イトウシンタロウ選手やヨネダタクヤ選手といった世界大会ランカーレベルから、将棋界からの刺客である藤井猛九段や山口恵梨子女流二段、ポケモンYouTube界人気のライバロリ選手、だんのうら選手などなどそうそうたる顔ぶれ。
これは面白くなるに決まってる!そんなキャストでございました。
CLでは実現しなかった反逆クラッシュ環境を、このようなプレイヤーたちとの戦いで見られるのは、代替企画とはいえ本当に素晴らしいことでした。
予選はAブロックBブロックに分かれてのリーグ戦により行われました。上位2名が決勝トーナメントに上がるという形式です。それぞれの結果は次のようになりました。
Aブロック
1位 イトウシンタロウ選手【ドラパルトVMAX】
2位 平田雄也選手【オーロットヨノワール】
3位 藤井猛選手【ドラパルトVMAX】
4位 ライバロリ選手【三神ザシアン】
Bブロック
1位 ヨネダタクヤ選手【ドラパルトVMAX】
2位 山口恵梨子選手【ピカゼクライライ】
3位 だんのうら選手【ドラパルトVMAX】
4位 濱健人選手【ラプラスVMAX】
それぞれのプレイヤーは今回の環境を読んでデッキを構築したわけですが、8人中4人がドラパルトVMAXを軸としたデッキを用いていました。と言っても、この4デッキともに彩が異なり、ドラパルトの様々な構築可能性を示唆する結果でした。
ドラパルトVMAX
V進化 超 HP320
弱点:悪 抵抗力:闘 にげる:1
【ワザ】超 ひきさく 60
このワザのダメージは、相手のバトルポケモンにかかっている効果を計算しない。
【ワザ】超超 ダイファントム 130
ダメカン5個を、相手のベンチポケモンに好きなようにのせる。
軽量エネルギーのVMAX。ダメカン5個の自由度・戦略性が高い。逃げエネが1なのも素晴らしく、本大会で大活躍したカードだ。
決勝トーナメントは次のようになりました。
準決勝① イトウシンタロウ選手vs山口恵梨子選手
非常に面白いゲームでした。序盤、山口選手は強気のプレイングでデッキをガン回しし、圧倒的な盤面差を作り、引き離していました。イトウ選手も時折苦しそうな表情を見せ、かなり苦戦しているように思えました。山口選手サイド優勢で試合が進む中、試合時間残りわずか。イトウ選手ここで脱落かと思われた矢先。
ジラーチ“ねがいぼし”で“戒めの祠”を引っ張り、次の自分のターンが終わるときのポケモンチェックで相手のGXポケモンが落ちる状況を作る。そして、ドラパルトのワザと合わせてなんと試合時間ギリギリのところでサイド一挙6枚取りの大逆転勝利!!
ポケカの面白さが凝縮された一戦でした。
準決勝② ヨネダタクヤ選手 vs 平田雄也選手
こちらも最後の最後まで勝敗が分からなかった名試合となりました。クラッシュハンマーでおもてを出し続ける平田選手にディスアドバンテージを課せられ続けるヨネダ選手。それでもなんとか粘り、同サイドからの延長戦でヨネダ選手が細い勝ち筋をものにしました。
そうなると、なんと決勝はイトウシンタロウ選手vsヨネダタクヤ選手という、ポケカ最強プレイヤーのマッチアップに。CL京都大会の決勝戦があったとしてもこれには負けるであろう対決カードが組まれたのでありました。
決勝戦 イトウシンタロウ選手vsヨネダタクヤ選手
マクロなデッキタイプはどちらもドラパルトVMAXを軸とした現環境のフロンティア。しかしその微細は異なり、戦い方の差にも現れるような内容でした。
序盤、ヨネダタクヤ選手の“エール団のしたっぱ”の運用が光りました。後攻スタートだったヨネダ選手でしたが、まず後1から“エール団のしたっぱ”でイトウ選手の手張りエネをはがし、先攻後攻を逆転させます。
続く翌ターンも、ミュウツーの“マインドリポート”で“エール団のしたっぱ”を山札の一番上に戻し、すぐさまヤレユータンの“さるぢえ”で手札に戻して連発エネルギーリターン。序盤からエネルギー差が出てしまい、そのままヨネダ選手がサイドを取り切る試合運びとなりました。
イトウ選手も劣勢ながら場をつなぎ、一縷の望みを最後まで捨てませんでした。本当に良いゲームでした。
ということで、大満足だったSL銀座大会。
コロナウイルスの影響でなかなか難しいご時世ではありますが、これからもポケカがホビーとして最前線を行ってくれることを願ってやみません。
【スマホロトム】スターターセットVMAXリザードン/VMAXオーロンゲ【リスト公開】
3月27日(金)発売のポケカ新スターターセット“VMAXリザードン”“VMAXオーロンゲ”の収録カードが発表されました。
“ボスの指令”や“溶接工”こそ入っていませんが、“クイックボール”や“リセットスタンプ”などがコンスタントに手に入るのはgood。
実際に初心者が触る最初のデッキのベースとしても悪くないでしょう。
新規カードとして早速議論の的になっているのはこのカードです。
スマホロトム
グッズ
自分の山札を上から5枚見て、その中からカードを1枚選ぶ。残りのカードを山札にもどして切り、選んだカードを山札の上に戻す。
山札を上から5枚掘って、1枚だけトップに残す、というテキスト。
グッズであるので手軽に使えますが、どんなカードと合わせるかですよね。
たとえば、ヤレユータンの特性“さるぢえ”
【特性】さるぢえ
自分の番に1回使える。自分の手札を1枚選び、山札の上のカードと入れ替える。
これにより、山札の上から5枚の中から任意のカードを持ってくることができます。
また、“スマホロトム”同様グッズである“ジャッジマンホイッスル”も手軽にその場トップドローを演出できる効果です。
グッズ
このカードは、2つの効果から1つを選んで使う。
・自分の山札を1枚引く。
・自分のトラッシュにある「ジャッジマン」を1枚、相手に見せてから、手札に加える。
こういったかみ合わせができると、ジラーチ“ねがいぼし”や、かつての“トレーナーズポスト”といった強力効果のさらに上を行く動きが可能です。
【特性】ねがいぼし
このポケモンがバトル場にいるなら、自分の番に1回使える。自分の山札を上から5枚見る。その中にあるトレーナーズを1枚、相手に見せてから、手札に加える。残りのカードは山札にもどして切る。その後、このポケモンをねむりにする。
グッズ
自分の山札を上から4枚見る。その中からトレーナーズ(「トレーナーズポスト」をのぞく)を1枚選び、相手に見せてから、手札に加える。残りのカードは山札にもどし、山札を切る。
(かつてのレギュレーションで使えたカード。「デッキが回っている!」を実感できる効果でした。懐かしい。)
また、使いどころが難しかった“きんのたま”も、より効果を発揮しやすくなります。
グッズ
カードは、自分の番のはじめに、山札からこのカードを引いたとき、手札に加える前に使う。自分の山札を3枚引く。
発動条件がトップドローという変わったカード。使えればサポ権消費なしで3枚ドローできる破格の効果。スマホロトムで見た5枚の中にこのカードがくればうれしい。
さてこの「スマホロトム」評価としてはどうでしょうか。
上記のようにうまく他のカードとコンボを組めれば強力なのは間違いありません。もし、必要なパーツがなかったとしても、翌ターンのはじめにドローできるカードを調節できるので腐るとは言えません。特に相方として“ジャッジマンホイッスル”を選べば、こちらも腐るカードではありませんからデッキの回転は速くなりそうです。
問題はそれだけの枠を割けるかどうかというところでしょう。
実勢採用がどのくらい出るのか気になるカードであります。
看板カードであるリザードンVMAXについてはこちらもご覧ください!!
ついでにポケカにおけるリザードンについても振り返っています。
【ポケカ新弾】リザードンで語るポケモンカード【VMAX】
3月27日(金)に、構築済みデッキ「スターターセットVMAXリザードン」「スターターセットVMAXオーロンゲ」が発売されます。
本記事では、このデッキセットに収録される「リザードンV」と「リザードンVMAX」について紹介します。
同時に、ポケモンの中でも特に人気が高く、これまで何十種類もカード化されたリザードンを軸に、ポケモンカードの歴史を懐かしんでみようと思います。
「スターターセットVMAXリザードン収録カード」
ではまず、今回発売のスターターデッキに収録されているリザードンについて見ていきましょう。
リザードンV
たねポケモン V 炎 HP220
弱点:水 抵抗力:なし にげる:3
【ワザ】無無無 ツメできりさく 80
【ワザ】炎炎無無 ほのおのうず 220
このポケモンについているエネルギーを2個選び、トラッシュする。
まずは進化元となるリザードンV。相手の攻撃に耐えうる十分なHPを持っています。
上ワザは、ポケカおなじみの“ツメできりさく”。下ワザはリザードンらしく、一発220の大技。これでもしっかり戦えそうですが、V進化によりさらに力を発揮できます。
リザードンVMAX
V進化 炎 HP330
弱点:水 抵抗力:なし にげる:3
【ワザ】無無無 ツメできりさく 100
【ワザ】炎炎炎無無 キョダイゴクエン 300
このポケモンについているエネルギーを2個選び、トラッシュする。
ドンと構えた大迫力のイラスト。数あるリザードンカードの中でも屈指のデザインです。5エネ要求のものの、一発で300ダメージを与えるワザ“キョダイゴクエン”ほとんどのポケモンをワンパンで仕留めるパワーです。「溶接工」などを駆使して準備したいですね。
そして時代をさかのぼる
さて、このリザードン。
初代から今に至るまで、人気の火を消すことなく常にポケモン界の代表選手となっています。カードの世界でも、これまで何十種類と紙面化され、そのたびに話題をさらっています。
思えば、一番はじめのこのカードからすでに大人気でした。
リザードン
2進化ポケモン 炎 HP120
弱点:水 抵抗力:闘 にげる:3
【特殊能力】エナジーバーン
リザードンは、「炎」以外の自分のエネルギーを「炎」エネルギーとして扱うことができる。「こんらん」状態のときには使えない。
【ワザ】炎炎炎炎 ほのおのうず 100
自分のエネルギーカードを2枚はがしてすてる。
ポケカのオリジンである1996年10月発売の第1弾収録カード。当時はフルイラストのレイアウトがなく額縁が狭いですが、それでもカッコよさに痺れたプレイヤー・コレクターも多かったはず。当時は「特性」ではなく「特殊能力」と呼んでいた時代でした。
テキストの「自分」という表現も懐かしいですね。太字の「自分」がそのポケモンカード自信を、細字の「自分」がプレイヤーを表していました。
当時から活発であった公式大会も「リザードンメガバトル」と、リザードンの名を冠したものとなっていました。
わるいリザードン
2進化ポケモン 炎 HP80
弱点:水 抵抗力:闘 にげる:3
【ワザ】無 ツメではじく 10
【ワザ】炎炎 れんぞくファイヤーボール 50×
自分についている「炎」エネルギーの数ぶんコインを投げ、「おもて」の数×50のダメージ。その後、「おもて」の数ぶんの「炎」エネルギーカードを、自分からトラッシュする。トラッシュできないとき、このワザのダメージはなくなる。
次いで1997年11月発売の拡張パック第4弾「ロケット弾」収録の「わるいリザードン」
この団から「わるいポケモン」というカテゴリーが生まれます。HPが当時の相場の中で低めとなりますが、強力なワザ・相手が嫌がるワザを持っているのが特徴的でした。
この「悪いリザードン」も、50ダメージ/エネルギーという、当時では考えられないほど高レートなダメージを演出していました。こちらに背を向けたイラストも、どこか「わるさ」を感じさせますね。
カツラのリザードン
2進化ポケモン 炎 HP100
弱点:水 抵抗力:闘 にげる:3
【ワザ】炎 ファイヤーブレス 20+
ワザに必要なエネルギーよりも多く「炎」エネルギーがついているとき、多い「炎」エネルギーをすべてトラッシュして、トラッシュしたエネルギーの数×20ダメージを追加する。
【ワザ】炎炎 かえんひこう
コインを投げて「おもて」なら、相手の場にいるポケモンを1匹選び、そのポケモンに弱点・抵抗力に関係なく、40ダメージ。
続いて98年から99年にかけて発売されたジムリーダーシリーズより、カツラのリザードン。当時は第1世代でポケモンも151匹しかいませんでしたが、このようなジムリーダーのポケモンなども増やすことによって、実に個性的なカードが揃っていました。
テキストもだんだん複雑になり、このカードのように「ワザに必要なエネルギーよりも多く」というような言い回しが登場するようになったのもこのころでした。現代ポケカのTAGTEAMに通ずるものがありますね。でも、この当時もまだまだ「旧裏」と呼ばれる時代でした。
ひかるリザードン
たねポケモン 炎 HP100 デッキに1枚しか入れられない。
弱点:水 抵抗力:闘 にげる:3
【ワザ】炎炎炎雷雷 しゃくねつのほのお 100
自分についている「炎」「雷」の「エネルギーカード」を、それぞれ1枚ずつトラッシュする。その後、コインを投げて「うら」なら、自分にも30ダメージ。(トラッシュできないとき、このワザのダメージはすべてなくなる)
第2世代まで展開したneoシリーズ第4弾「闇、そして光へ……」収録の「ひかるリザードン」
当時では相当珍しい5エネ要求カード。そして、カード上部に「ひかるリザードンはデッキに1枚までしか入れることができません」という、今でいうプリズムスタールール。
旧裏シリーズの中では新しい方のカードですが、今ではなかなか入手困難です。
MリザードンEX
M進化 炎 HP220
弱点:水 抵抗力:なし にげる:1
【ワザ】炎炎無無無 グレンダイブ 300
このポケモンにも50ダメージ。
一気に時代は飛んでXY(この間にも何種類かリザードンがいたはずですが割愛します。すいません。筆者がこの期間のポケカについてあまり詳しくないという実態があります。重要なリザードンを飛ばしていたらコメント等でご指摘ください。)。現行の裏面デザインです。
メガ進化やEXポケモンというようなルールロジックが導入された時代ですね。HPレートも上がり、ワザのダメージとしてはここでついに「300」が登場しています。ワザ名が英語で飛び出す独特のイラストが人気でしたね。
リザードンGX
2進化ポケモン 炎 HP250
弱点:水 抵抗力:なし にげる:2
【ワザ】無無無 つばさでうつ 70
【ワザ】炎炎炎無無 ぐれんのあらし 300
このポケモンについている炎エネルギーを、3個トラッシュする。
【GX】炎無無 レイジングアウトGX
相手の山札を上から10枚トラッシュする。
サン&ムーン世代になると、GXポケモンが登場しました。それまでのEXポケモン同様、きぜつさせられると相手にサイドを2枚持って行かれるというデメリットはありますが、それに相応しい強さ・GXワザを持ち合わせたカードたちです。
このリザードンGXは、定番となりつつあった300ダメージの大技に加え、相手の山札を10枚削るGXワザを持っていました。他のリザードンを交えたデッキや、のちに登場するミュウツー&ミュウGXの特性“パーフェクション”により、終盤不意に登場してそのまま山札切れでゲームを終わらせる使われ方もしました。
(特性「パーフェクション」により、自分のベンチまたはトラッシュにいるGXポケモンのワザをこのカードのワザとして使うことができる。これにより、リザードンGXのような2進化GXはトラッシュに送るだけでよくなった。場にコツコツ進化させて準備する必要がなくなり、デッキ構築の考え方を大きく変えたカード。)
リザードンGX
2進化ポケモン 炎 HP250
弱点:水 抵抗力:なし にげる:3
【ワザ】炎炎無無 かえんほうしゃ 140
【GX】炎炎無無 フレアドライブGX 300
リザードンにはもう1種類GXカードがあります。(と言いつつ、さらにもう1種類あります。ポケカファンの皆様へクイズとしておきましょう)
上記“ミュウツー&ミュウGX”が登場してからは、こちらのカードも一時話題になりました。シンプルながら、4エネで300ダメージを出すことができます。ファミリーポケカというスターターセットで確実に手に入るカードではありましたが、一時シングルカードとしても取引されていることがありました。
レシラム&リザードンGX
たねポケモン TAG TEAM 炎 HP270
弱点:水 抵抗力:なし にげる:3
【ワザ】炎無 げきりん 30+
このポケモンにのっているダメカンの数×10ダメージ追加。
【ワザ】炎炎炎無 フレアストライク 230
次の自分の番、このポケモンは「フレアストライク」が使えない。
【GX】炎炎炎+ ダブルブレイズGX 200+
追加で炎エネルギーが3個ついているなら、100ダメージ追加。その場合、このワザのダメージは、相手のバトルポケモンにかかっている効果を計算しない。
そして時代は2018年末。TAG TEAMが登場しました。1枚のカードに2体のポケモンが取り入れられている強力なたねポケモン扱いカードです。きぜつするとサイド3枚に相当しますが、バトルを一転させる力を持っています。
“ピカチュウ&ゼクロムGX”というTAG TEAM一番手が様々な大会で優勝をかっさらうなか、2019年3月、次いで強力なTAG TEAMが現れます。それがこのレシラム&リザードンGX、通称“レシリザ”でした。
これがあまりに強力で、その対策環境が敷かれるも、常に中心にはこのレシラム&リザードンGXを中心とした時期が続きました。
発売後、平成最後のCL2019京都大会ではジュニア・シニア・マスターの三冠、続くJCS2019でもジュニア・マスターの部で優勝、シニアの部でも準優勝となっています。一大政権を築きました。
大会の様子なんかを振り返ると、少し前のことでもずいぶん懐かしく感じますね。
当時、流行っていたこのレシリザによるデッキを分析した本ブログの記事も、手前味噌ですがとてもたくさん読まれました。250以上あるこのブログ内の中でダントツで読まれた記事です。
レシリザの紹介がだいぶ長くなりました。
次のカードに移ります。
リザードン&テールナーGX
たねポケモン TAGTEAM 炎 HP270
弱点:水 抵抗力:なし にげる:3
【ワザ】炎炎炎無 シャイニーフレア 180
のぞむなら、自分の山札にある好きなカードを3枚まで、手札に加える。そして山札を切る。
【GX】炎+ ぐれんのひばしらGX
自分のトラッシュにある基本エネルギーを5枚、自分のポケモンに好きなようにつける。追加でエネルギーが1個ついているなら、相手のバトルポケモンをやけどとこんらんにする。
リザードンにはもう1種類TAG TEAMがありました。こちらも人気ポケモンであるテールナーと組んだ大小コンビ。リザードン&テールナー。
パワーはもちろんのこと、同時に確定3枚サーチが強く、継戦能力に長けていました。その戦況に合わせたトレーナーズ等を持ってこれますからね。また、GXワザも序盤の展開に強く、デッキの強力な軸となりえるカードでした。当時はシールド戦も流行っていましたが、これ1枚でゲームが決まってしまうことも多かったです。
リザードン
2進化ポケモン 炎 HP150
弱点:水 抵抗力:なし にげる:2
【特性】たけるとうき
自分の番に1回使える。このポケモンにダメカンを2個のせる。その後、自分の山札にある炎エネルギーを2枚まで、このポケモンにつける。そして山札を切る。
【ワザ】炎炎 れんぞくブレイズボール
このポケモンについている炎エネルギーをすべてトラッシュし、その枚数×50ダメージを追加。
そんなGX・TAG TEAMの時代にも、逆風として非GXポケモン勢力がありました。倒しても倒しても1枚ずつしかサイドを取れない相手に、こつこつとダメージをぶつけていって、最終的にサイド数をまくっていくスタイルです。
様々な非GXデッキが研究されましたが、その中でも存在感があったのがこの“たけるとうきリザードン”でした。自身でエネルギーを供給できる特性と、2パンで確実に大物を倒していけるダメージ性能が優秀でした。このころは“そうじゅくハーブ”のメガニウムなどの2進化フォローもあって、リザードンになるのが容易でした。
(特性「そうじゅくハーブ」により、ヒトカゲから一気にリザードンに進化させることができる。)
そして時代はいまのソード&シールド、Vポケモン・VMAXポケモンの世代につながります。
デッキケースやプレイマットなどもリザードン仕様のものは充実しており、デッキにリザードンが入っていなくっても使いたくなるデザインのものばかりです。
ポケカのどの時代にも注目されていたカードだということがよく分かりましたね。これからもファンを増やし続けていくことでしょう。
ポケカあるところリザードンあり。
新型コロナウイルスとポケモンカード(3月10日現在)
2020年
オリンピックイヤーに突入するやいなや、いつしかコロナウイルスがニュースで登場しない日はなくなりました。感染症の世界的流行という事象は数あれど、日本社会にここまで影響を与えるインシデントは本国史上きわめてまれでしょう。
「メディアの過剰反応」という意見もありますが、政府の決定を旗声に日常の様々な面において影響が出ています。
対面での対人戦が柱になっているトレーディングカードゲーム市場も、この例に漏れません。3月に入ると大部分のジムバトル、店舗大会が中止されました。ショップのデュエルスペース丸ごと閉鎖という状況が普通となっています。私も、いつも栄えていた地元のTSUTAYAのフリー対戦スペースが机ごとなくなっているのを見て物々しいものを感じました。
ご存じの通り、3月21日に予定されていたCL京都大会も中止となっています。もろもろ、感染拡大防止のためには仕方のないことですが、なかなかネガティブな影響です。
今後のシティリーグや6月開催のJCSについてもイベント開催の予告はされていますが、予断を許さぬ状況のようです。公式HPを見ると、もし中止になる場合は3月中旬ごろに案内があると告知されています。今週もしくは来週あたりの発表でしょうか。
そんな中。
本日3月10日午後、安倍総理からイベント自粛延長の要請があがりました。専門家による判断を下すのに、あと10日間程度はこれまで通り人々が密集するようなイベントは控えるように、とのことです。
政府としても慎重な判断を要求される局面なのでしょう。並行して、新型インフルエンザ等対策特別措置法の改正案について議論が進んでいます。閣議決定まで進んだようですね。今後どういった方向に向かっていくのか、注目が集まります。
月並みですが、早くいつもの日常が戻ってきてほしいものです。誰が悪いというわけでもありませんが。
新弾が世に出回っていますが、対戦周りの考察情報はどうしてもいつもより落ち着いていてさびしいです。「キュウコンVでこんな強いデッキ作った!!」とか「ボスの指令は〇枚が丸い!!」みたいなの、回ってこないですかね。
以上、これまでの本ブログではほとんどなかった時事的な記事でございました。今後の動向を見守りましょう。
【ポケカ新弾】ボスの指令【反逆クラッシュ】
発売日がいよいよ明日3月6日(金)に迫った、ポケカ新弾“反逆クラッシュ”
公式HPでもカードリストが発表され、新環境に向けて多数議論が交わされています。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、ジムバトルを中心に外で戦う場が縮まっているご時世ではありますが、Twitterはいつもと変わらずの盛り上がり具合ですね!!
今回も多数の注目カードが収録されますが、ゲームに一番影響を与えるのはこのカードではないでしょうか。
ボスの指令
サポート
相手のベンチポケモンを1匹選び、バトルポケモンと入れ替える。
シンプルながら、ゲームの流れを変えるインパクト大の効果です。
「相手のバトルポケモンを倒すのには時間がかかるが、ベンチにいる別のポケモンならあっさり倒せてサイドを取れる」
「戦いには不向きでベンチで悪さをしているシステムポケモンを先に倒しておきたい」
「進化されると強力なポケモンを先に倒しておきたい」
「こちらの場が整っていないから、相手のまだ準備できていないポケモンをバトル場に出させて時間を稼ぎたい」
などなど、様々な状況において需要があります。
直近のレギュレーションでも、同じような効果を持つ「グズマ」や「フラダリ」などのサポートは、どんなデッキにも積まれており、勝敗を決するフィニッシャーカードとして強力でした。
ソード&シールドへのレギュレーション変更に伴い、「グズマ」もなくなった今、ベンチのポケモンを引きずり出すのが手軽ではなくなり、ゲームペースに大きな変化が見られました。
しかしまた、この「ボスの指令」の登場により、考えなくてはならない勝ち筋・負け筋が増えました。「ボスの指令を引いたら勝ち・引かれたら負け」という状況がありえるわけです。よって、サポートへのアクセスの強さが今まで以上に重要になります。
新環境、ますます面白くなりそうですね。
【シティリーグ優勝まとめ】ソード&シールド 新環境概観
11月29日(金)のVシリーズ新スターターセット発売を皮切りにスタートしたポケカ新シリーズ&レギュレーション。
続く12月6日(金)には拡張パック“ソード”“シールド”が発売され、新たなる環境を迎えたポケモンカード。
その新環境の幕開けが昨日一昨日と行われましたシティーリーグシーズン2でありました。
12月7日(土)には茨城大会、8日(日)には東京、北海道、広島の計4大会がこの新規レギュレーションで行われました。本記事では、その上位入賞デッキをまとめることで新環境の動向を考察します。
〇 前評判
従来からの先攻のワザ使用禁止に加え、サポート使用も禁じられた新ルール。また、カードプールの変化においてはグズマが使えなくなるというのが大きなインパクトであるこの新ルール。
“ソード”“シールド”収録のカードが発表される中で、圧倒的に前評判を集めていたカードがありました。それがこのカードです。
ここ2、3日ですっかり流通した“ザシアンV”
たねポケモンかつドロー特性持ちということで、先攻からしっかりカードを引いていける・エネ加速できる、3エネで大ダメージを狙えるなどなど高性能なカードです。
そしてサンムーンの裾野からやってきたこのカード。
アルセウス&ディアルガ&パルキアGX、通称“三神”ですね。
これをザシアンVと合わせる構築が期待されていました。かみ合った鋼エネ、汎用性の高い“オルタージェネシスGX”などなど、これまでの環境でも活躍してきた強さを持っています。
この2枚のカードを組み合わせた“三神ザシアン”がTwitterでも話題になっていました。前評判として圧倒的な一番人気。
果たしてこのデッキがどこまで力を持っていたのか。実際の記録を確認していきましょう。
12月7日(土) 茨城大会
優 勝:三神ザシアン
準優勝:三神ザシアン
ベスト4:水ミュウミュウ / タチフサグマ
新弾発売の翌日、最速のシティリーグとなった茨城大会。
決勝マッチアップはものの見事に本命対決となりました。ベスト4には、これまたサンムーン後期からのミュウツー&ミュウGXを水タイプと合わせたデッキが勝ち上がりました。
また、これもまたソード&シールド注目カードであったタチフサグマを取り入れたデッキが上がっています。
たねポケモンからのダメージをシャットアウトするワザが強力ですね。ザシアンやTAG TEAMはみんなたねポケモンですから。
12月8日(日) 東京大会
優 勝:モルペコVピッピ人形
準優勝:三神ザシアン
ベスト4:三神ザシアン / 三神ザシアン
続く東京大会。ベスト4中、3つのデッキが三神ザシアンという幅の利かせっぷり。しかし優勝は“シールド”収録のモルペコVとピッピ人形を合わせたデッキでした。モルペコVの、ダメージを与えつつ後ろに下がるワザとピッピ人形を組み合わせたものでしょうか。うまく考えられています。三神ザシアンの力と人気は確実なものですが、それを上回る成績を残したということになります。
12月8日(日) 広島大会
優 勝:ピカゼク
準優勝:ズガドーンザシアン
ベスト4:三神ザシアン / オーロット&ヨノワール
さぁ面白いですよ。
広島大会は、サンムーン時代を生きたピカゼクが装いも新たに優勝を勝ち取りました。レシピを見ると、ゼラオラGXやデデンネGXなどのいつもの皆さんから、グズマなき後のフィオネ、そしてVシリーズからはカプ・コケコGXが採用されています。ピカゼクは時代を超える!!
準優勝は、「ザシアンはザシアンでも食べられないザシアン、ならぬ鋼エネルギーのないザシアン」ということで、ズガドーンGXと合わせたデッキが勝ち上がってきました。ザシアンVの特性だけをうまく切り出した形でしょうか。とても面白いです。ピッピ人形が厚く採用されているのも特徴的ですね。
シティリーグシーズン2
— るる (@mory_tomy1979) 2019年12月8日
12/8日広島県三原市ゲームアーク
使用:破壊神ツルピーカとビンタマン
〈予選〉
vs炎M3M ◯
vs3神ザシアン ◯
vs炎M3M ◯
vs3神ザシアン ◯
2位抜け
〈決トナメ〉
vs3神ザシアン ◯
vs3神ザシアン ◯
vsピカゼク ❌
準優勝でした。 pic.twitter.com/i2yuJL8xT9
ベスト4には、やはり黙ってはいられない三神ザシアン、そして意外な刺客であるオーロット&ヨノワールGXが入りました。なかなか混沌としていますね。
12月8日(日) 北海道大会
優 勝:三神ザシアン
準優勝:超ミュウミュウ
そして北海道大会。
優勝は三神ザシアンでしっかりこの日も優勝に入ってきました。侮れないですね。これから対抗メタが研究されていくのでしょうか。
準優勝は超タイプと合わせたミュウミュウがランクイン。やはりパーフェクションは無限の可能性を秘めています。今後GXが増えてこないのは逆風ではありますが、まだまだ存在感を示してきそうです。
そんなこんなで、三神ザシアンは前評判通りの力でした。
しかし一方で、サンムーン後期からの実力勢も、新カードの力をうまく取り込み、新たな力を発揮しています。もっとザシアンザシアンするかと思っていましたが、意外とそうでもなかったのが面白いところでした。
メインポケモンではないながらも、個人的に目に留まったのはこのカードでした。
フィオネ
特性“ひきよせのうず”で、相手のバトルポケモンを下げます。自身は山に戻り、必要に応じて再登場してもう一度効果を発揮することができます。任意性はないけども、グズマなき世界でバトル場を入れ替える効果は貴重です。
来週末も14日(土)に3つ、15日(日)に4つのシティリーグが予定されています。1週間でさらに研究が進み、また新しいデッキが勝ち上がってきそうです。楽しみですね。
本ブログでは引き続き、ソード&シールドの新環境を追いかけていきます。
【ポケカ剣盾】ソード&シールド レアリティ情報【サポートHR】
本日12月6日(金)、ついにポケカ新拡張パック“ソード&シールド”が発売されました!!
看板ポケモンのザシアンV、ザマゼンタVが発表され、新環境を皆で考察しながら待ち焦がれた状態での発売に、Twitterには早速開封ツイートがあふれています。
新シリーズ初の拡張パックということで、普段の新弾よりもさらに新鮮な雰囲気が流れています。特にレアリティ情報については、やはりパックを開ける者みな気にするところであります。
今回からは、サポートについてもHRが登場しました。
これまでのサポートカードについては、トレーナーズを前面に押し出したフルイラストのSRが最レアリティでしたが、この“ソード&シールド”からはこれまでのポケモンカードにおけるHRのように、フルイラストにさらにホロを入れた煌びやかなHR仕様が導入されました。
強力なテキストであり、キャラクターとしても人気の高いマリィのSR。実物の煌びやかさをぜひ確認してみてください。
「デッキを光らせる」という言い回しがこれからもまた流行りそうですね。レギュレーションの最序盤ですからきっと長く使えますよ!
ポケモンについては、ザシアンV、ザマゼンタVのURが報告されています。サンムーンシリーズでも、ソルガレオGXやウルトラネクロズマGXなどの一部のカードにはそのようなUR仕様が存在しました。
全体が金色メッキのようになるこのデザインもまた素晴らしいのですが、今回のザシアンVやザマゼンタVは、ポケモンたちのボディカラーを生かした上でのゴールデンコーディングにより、さらにカッコよさを増した形になっています。これもまた、ぜひ実物をご確認ください!!手元にこのカードが来るだけで気持ちが高揚しますよ。
グッズについては、引き続きURが隠しナンバリングで収録されるようです。
ソードからは“ふつうのつりざお”と“ふうせん”が、シールドからは“クイックボール”と“メタルソーサー”が確認されています。これもまた、レアリティにも拘った構築が流行りそうですね。
さて、新弾2つが発売されてどさっとカードプールが増えましたが、なんと明日にはもうシティリーグが控えています。初動の環境が気になるところではあります。やはり本命はザシアンV軸系統だと思われますがどうなるのか。
2週間後の12月21日にはチャンピオンズリーグ愛知大会も控えています。
ソード&シールドシリーズは怒涛の幕開けになりそうです。本ブログでも引き続き環境情報、大会情報をまとめていきますのでよろしくお願いします。
その他新弾情報はこちら!!
“シールド”収録の注目カードまとめ!
“ソード”収録の注目カードまとめ!
同時発売のプレミアムトレーナーボックスも使い勝手がよさそう!!
(余談)
当ブログは本記事で250記事目を数えました。続けることが得意でない私がここまで継続してやってこれたのは、ポケカの面白さと読者の皆様のおかげです。ありがとうございます。
ソード&シールドシリーズとも共に生きていけたらと思っております。引き続きよろしくお願いします。
【ポケカ新弾】拡張パック“シールド”注目カードまとめ【モルペコV/オーロラエネルギー】
いよいよ明日12月6日(金)に発売が迫ったポケカ新シリーズ拡張パック“ソード”“シールド”
カードリストが発表された今、Twitterでは新しい環境に向けての考察が盛んに行なわれています。
この記事では、同時発売パックのうち“シールド”に収録されている注目カードについてまとめました。
モルペコV
たねポケモン 雷 HP170
弱点:闘 抵抗力:なし にげる:2
【ワザ】無 スパーク 20
相手のベンチポケモン1匹にも、20ダメージ。(ベンチは弱点・抵抗力を計算しない。)
【ワザ】雷雷無 エレキホイール 150
このポケモンについているエネルギーを1個選び、トラッシュする。その後、このポケモンをベンチポケモンと入れ替える。
雷タイプの可愛いポケモン枠からはモルペコがVポケモンとして登場。
上ワザ“スパーク”は無色1エネから起動可能な軽量ワザ。後攻1ターン目から先手を打つことができます。ベンチに打点を置いておけるのもうれしいですね。
下ワザ“エレキホイール”は3エネ起動で150ダメージ。エネルギーを1枚はがさないといけませんが、ベンチのポケモンと入れ替える効果がついています。任意効果でないところが少し難しいかもしれませんが、そういうときには進化したほうのワザを打つことも選択肢に入れるとよいでしょう。このポケモンも、ソード&シールド初実装のVMAX進化へのたねポケモンとなっています。
モルペコVMAX
V進化 雷 HP300
弱点:闘 抵抗力:なし にげる:1
【ワザ】雷雷無 ダイホウデン 180
相手のベンチポケモン全員にも、それぞれ20ダメージ。(ベンチは弱点・抵抗力を計算しない。)
そのVMAX進化先がこちら。ダイマックスということで、迫力がある構図になっています。HPも300へと大幅アップ。ちょっとやそっとじゃ倒れません。
ワザ“ダイホウデン”も3エネ起動から前に180、後ろ全員に20ダメージとダイナミックなワザになっています。
イエッサンV
たねポケモン 超 HP180
弱点:悪 抵抗力:闘 にげる:2
【特性】こころくばり
自分の番に1回使える。自分のバトルポケモンのHPを「20」回復する。
【ワザ】超無無 サイコキネシス 10+
相手のバトルポケモンについているエネルギーの数×60ダメージ追加。
超ポケモンからはイエッサンがVポケモンで登場。
特性“こころくばり”はバトル場のポケモンを回復させるという使いやすいテキスト。「20」と聞くと小さいかもしれませんが、ともかくきぜつするかしないかが重要なこのカードゲームにおいて、倒されるのに必要なワザの回数を1回稼げるのは相当アドバンテージなのです。また、複数体並べると「40」「60」と回復幅を広げていけますから侮れません。
下ワザ“サイコキネシス”は、サンムーンレギュでもよく見られた、相手のバトルポケモンについているエネルギーの数によってダメージが増加していくというテキスト。増加幅は×20であったり×30であったり様々ですが、このイエッサンVの“サイコキネシス”は、なんと1枚につき60もダメージが跳ね上がる破格の効果となっています。場にこのイエッサンVを準備しておくだけでよい牽制になることでしょう。
ヤミラミV
たねポケモン 悪 HP170
【ワザ】悪 こうみゃくさがし
自分のトラッシュからトレーナーズを1枚選び、相手に見せて、手札に加える。
【ワザ】悪悪 マッドネイル 10+
相手のバトルポケモンにのっているダメカンの数×60ダメージ追加。
シールド収録3体目のVポケモンはこの“ヤミラミV”。悪タイプでの収録です。
ワザ“こうみゃくさがし”は、トラッシュからトレーナーズを1枚選んで手札に戻すことができるというもの。ゲームが盛り上がってきたところだとダメージの与えあいでなかなか打つ機会がないかもしれませんが、最序盤だと1エネしか張れていない状況が普通です。そこで使用したトレーナーズを回収し、翌ターンに再利用して有意義に使うことができれば序盤の展開を厚くできるはずです。特に後攻をとったときの考え方ではありますが。
下ワザ“マッドネイル”は、相手のバトルポケモンにのっているダメカンの数を参照するワザです。×60ダメージの追加ですから、3つ4つ乗っているだけで大ダメージを与えることができます。うまく使えれば強力なアタッカーに成り得ますね。
モスノウ
1進化ポケモン 水 HP90
弱点:鋼 抵抗力:なし にげる:2
【特性】ひょうせつのまい
自分の番に何回でも使える。自分の手札から水エネルギーを1枚選び、ベンチの水ポケモンにつける。
【ワザ】水無 オーロラビーム 30
Vポケモン以外にも見逃せないポケモンがいます。
このモスノウは何と言っても特性“ひょうせつのまい”が強い!!「水エネルギー」「ベンチの水ポケモン」という縛りはあるものの、1進化ポケモンで無限エネルギー加速が可能なポケモンはとても強力です。
しあわせタマゴ
グッズ ポケモンのどうぐ
このカードをつけているポケモンが、相手のポケモンからワザのダメージを受けてきぜつしたとき、自分の手札が7枚になるように、手札を引く。
トレーナーズからは新グッズ“しあわせタマゴ”。
“ねがいのバトン”や“のろいのおふだ”のように装備したポケモンが相手のワザのダメージできぜつしたときに効果発動するものです。そのときの手札が7枚になるまでカードを縦引きできます。なかなか強力ですね。さらにそこからトップドローで手札を8枚そろえた状態で翌ターンを迎えることができます。粘りのある戦いを演出してくれそうですね。
オーロラエネルギー
特殊エネルギー
このカードは、手札からポケモンにつけるとき、自分の手札を1枚トラッシュしなければつけられない。このカードは、ポケモンについているかぎり、すべてのタイプのエネルギー1個ぶんとしてはたらく。
さぁ特殊エネルギーも出てきましたよ。どこかで見たことある感じのする、美しいエネルギーです。今度のコストは装着時に手札1枚トラッシュ。デッキ構築の幅を広げてくれる、ポケカを面白くする特殊エネルギーの代表ですね。
Vスターターセットもなかなかの流通量でスタートしているようです。
皆さんはもう新しいルールでプレイされたでしょうか?
私の感想としては、やはり先攻後攻の感覚が大きく変わったなという印象です。やはり先攻プレイヤーへの縛りが大きいですね。
新レギュレーション・新環境はどういった方向に進んでいくのか。楽しみです。
その他新弾情報は以下の記事もお読みください。
ソード&シールド、レアリティ情報はこちら!!
拡張パック“ソード”の注目カードはこちら!!
ソード&シールドシリーズ注目のトレーナーズについてまとめました。
プレミアムトレーナーズボックスも気になりますね!!
【ポケカ新弾】ソード&シールド カードリスト発表【ウッウV/ふうせん】
12月6日(金)発売のポケカ新シリーズ“ソード&シールド”
先週発売されたVシリーズスターターセット同様、新レギュレーションの幕開けを飾る期待の拡張パック。そのカードリストが昨日、公式ホームページより公開されました。すでに発表されていて話題になっていたもの以外にもたくさんの面白いカードが収録されているようです。幾つか見ていきましょう。
この記事では、まず“ソード”収録のカードを紹介します。
イシヘンジンV
たねポケモン 闘 HP220
弱点:草 抵抗力:なし にげる:3
【ワザ】闘 ガードプレス 40
次の相手の番、このポケモンが受けるワザのダメージは「-20」される。
【ワザ】闘闘闘 メガトンキック 150
たねポケモンでHP220というから相当な壁です。
一方でエネルギーは軽く、1エネ起動で40ダメージ、さらに翌ターンのダメージ軽減追加効果を持ち、後攻1ターン目から動くことができます。
下ワザは闘3エネで150ダメージというシンプルなワザ。火力としては少し見劣りする部分があるので、次に紹介しますVMAX進化先を使うとよいでしょう。
イシヘンジンVMAX
V進化 闘 HP330
弱点:草 抵抗力:なし にげる:3
【ワザ】闘 ストーンギフト
自分の手札から闘エネルギーを1枚選び、自分のポケモンにつける。その後、そのポケモンのHPを「120」回復する。
【ワザ】闘闘闘 ダイロック 200
ソード収録の2体目のVMAX進化ポケモン。HPはなんと330。
ワザ“ストーンギフト”は、エネ加速と回復を同時に行うワザ。加速先はどこでもよく、さらになんと「120」もHPを回復する驚異的なテキスト。
下ワザ“ダイロック”は、進化元と同じく闘エネルギー3つ要求ですが、ダメージが200に増しています。
ウッウV
たねポケモン 無 HP200
弱点:雷 抵抗力:闘 にげる:1
【ワザ】無 くちばしキャッチ
自分の山札から好きなカードを2枚まで選び、手札に加える。そして山札を切る。
【ワザ】無無無 スピットシュート
このポケモンについているエネルギーをすべてトラッシュし、相手のポケモン1匹に、160ダメージ。(ベンチは弱点・抵抗力を計算しない。)
ソード&シールド新規ポケモンで、ゲームの宣伝からも初期のほうに発表された代表的なポケモン。
上ワザ“くちばしキャッチ”は、ウッウの特徴をうまくとらえたテキスト。1エネ起動で山札から好きなカードを2枚サーチしてきます。戦略の起点となりますね。
下ワザ“スピットシュート”はエネルギー全部トラッシュというデメリットがありますが、相手の好きなポケモンに160ものダメージを与えることができます。強力なベンチ狙撃となりますね。
ダダリンV
たねポケモン 草 HP220
【ワザ】草 イカリのいかり 30+
前の相手の番に、ワザのダメージで、自分の草ポケモンがきぜつしていたなら、90ダメージ追加。
【ワザ】草草無 ギガハンマー 200
次の自分の番、このポケモンは「ギガハンマー」が使えない。
意外なところからのV収録。迫力あるイラストのダダリンです。
上ワザ“イカリのいかり”は、“かたきうち”系のテキスト。草ポケモンという縛りがありますが、1エネ120点であり侮れません。
下ワザ“ギガハンマー”は、連発はできないものの、3エネで200を演出する高火力ワザです。
ソーナンスV
たねポケモン 超 HP220
弱点:悪 抵抗力:闘 にげる:3
【ワザ】無無 ふんばりがえし
おたがいのバトルポケモンにのっているダメカンを、すべてのせ替える。
【ワザ】超超 かげしばり 70
次の相手の番、このワザを受けたポケモンは、にげられない。
こちらもまた意外なポケモンのV収録。可愛いイラストです。
ワザ“ふんばりがえし”は、このソーナンスに乗っているダメカンを、相手のバトルポケモンにのっているダメカンと交換するというトリッキーなワザ。タイミングを選びますが、うまく使うと自身の回復と相手のきぜつを同時に起こせる優れもの。
下ワザ“かげしばり”は少し打点で劣りますが、相手を逃げられなくする追加効果を持っています。
ふうせん
グッズ ポケモンのどうぐ
このカードをつけているポケモンは、にげるためのエネルギーが2個ぶん少なくなる。
少し前から話題になっていたカード。つけているポケモンの逃げエネを2つも減らす効果があります。そうすると大体のポケモンがフリーで逃げられるようになります。たとえば、“インベイジョン”のあかつきネクロズマなどに装備させると、逃げエネを気にせずにポケモンを入れ替えることができます。強力なカードです。
Vスターターセット収録のカードと合わせて使いたいものがたくさん登場しましたね。次の記事で紹介する“シールド”収録のカードもまた、新しいシリーズを盛り上げる面白いものが揃っています。
発売が楽しみですね!!
その他新弾情報はこちらからも!
ソード&シールドレアリティ情報についてはこちら!
拡張パック“シールド”注目カードまとめ!
御三家ポケモン!
先行販売されたスターターセットも忘れてはいけません!