☆初心者ポケモンカード道☆

ポケカ社会人によるブログ。新弾情報や環境デッキ考察など、様々書いています。ブログ開始3年目!!どうぞたくさん読んでいってください!!

【ディアンシー◇】プリズムスターまとめました◇SM6・SM6a・SM7◇【ビクティニ◇】

 前回から続けているこのシリーズ。◇のカードを軸に振り返って、当時のことを思い出したり、それ以降で発売されたカードと生まれた新しいシナジーなんかを再確認する企画です。

 

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④“禁断の光”収録(SM6)

 現代ポケカの中心にいる「ウルトラネクロズマGX」を生み出したパック。

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“ウルネク”という通称で、環境に応じて姿かたちを変えながら長いこと競技ポケカの最上位にいます。

ディアンシー◇

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たねポケモン ◇ 闘 HP120 弱点:草 抵抗力:なし にげる:2

【特性】プリンセスエール

 このポケモンがベンチにいるかぎり、自分の闘ポケモンが使うワザの、相手のバトルポケモンへのダメージは「+20」される。

【ワザ】闘闘闘 ダイヤレイン 90

 自分のベンチポケモン全員のHPを、それぞれ「30」回復する。

 

 さて、そんなウルネクに隠れることもなく強烈に存在感を示していたのがこのカード。だいたいこの辺りから闘強化が盛んに叫ばれていました。その一端を担っていたのが、このディアンシー◇です。ネストボールでポンッと置いておけば、闘ポケモンの出すダメージを+20します。この+20で勝敗が揺れたゲームもたくさんあったはずです。

 2018年3月発売のパックに封入されていたこのカード、当月末のチャンピオンズリーグ名古屋大会でのマスターリーグBEST4デッキすべてに採用されていました。その後マッシブーンやルガルガンとともに長く闘ポケモンデッキを環境上位に牽引してきたカードです。

 

ボルケニオン◇

たねポケモン ◇ 水 HP160 弱点:雷 抵抗力:なし にげる:3

【特性】ジェットほうすい

 自分の番に1回使える。自分の手札にある水エネルギーを、1枚トラッシュする。その後、相手のバトルポケモンをベンチポケモンと入れ替える。(バトル場に出すポケモンは相手が選ぶ)

【ワザ】水水水 サウナボム 100

 相手のベンチポケモン全員にも、それぞれ20ダメージ。

 

 時期により価値が多きく変動してきたカードの一つ。ジェットほうすいは、指名権が相手にあれど、使うタイミングによっては良い妨害効果を発揮するカード。さらに、水エネルギートラッシュであるためにアクアパッチと相性が良いですね。ワザは重めだがベンチ全体にも20ダメージを乗せる大技。

 水タイプのたねポケモンを中心に柔軟にデッキを動かしていく、通称“WTB(ウォーターツールボックス)”や、タッグチーム以降ではコイキング&ホエルオーのデッキにも採用されシティリーグ入賞の実績もありました。意外とポテンシャルのあるカードです。

 

フラダリ◇

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サポート ◇

 自分の場の炎ポケモンの数ぶん、相手のトラッシュにある好きなカードを、ロストゾーンに置く。

 

 炎ポケモンの入るデッキ限定になりますが、相手のトラッシュにあるカードをゲームから除外できる強力サポート。

 「自分の場の炎ポケモンの数ぶん」というと、最高でも6体であり少なく感じるかもしれませんが、トラッシュから再利用されるカードは限られているので意外とこれだけで十分相手は動きにくくなります。カラマネロデッキにおける超エネルギーであったり、非GX進化ポケモン主体デッキのたねポケモンであったり。相手の使用デッキの回し方を知っていないといけない分上級者向けのカードではあります。

 最近のデッキだと、炎タイプをたくさん並べて戦う“たけるとうき”リザードンデッキなどで採用が見られていました。“じょうねつのダンス”のオドリドリとも相性が良いですね。

 

⑤“ドラゴンストーム”収録(SM6a)

 強化拡張パック“ドラゴンストーム”にも、プリズムスターが収録されました。

 

ビクティニ◇

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たねポケモン ◇ 炎 HP90 弱点:水 抵抗力:なし にげる:1

【ワザ】インフィニティ 20×

 自分のトラッシュにある基本エネルギーをすべて相手に見せ、その枚数×20ダメージ。その後、見せたエネルギーを山札に戻して切る。

 

 トラッシュの多い炎デッキを強力にバックアップする、存在感の大きなカードでした。価格帯もプリズムスターの中でトップクラスでした。

 トラッシュにある炎エネルギーの数だけ火力が上がっていき、さらにその炎エネルギーを山札に戻してくれるというリソース管理も兼ねたカード。バンバン炎エネルギーをトラッシュしていくマグカルゴGXデッキや、ブースターGXデッキなどで重要な役割を果たしました。

 

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 マグカルゴGXやブースターGXデッキ自体かなりパフォーマンスが高く、結果、ジムバトルなどでもよく見るプリズムスターでありました。

 

ワタル◇

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サポート ◇

 このカードは、前の相手の番に、自分のポケモンがきぜつしていなければ使えない。自分の山札にある竜ポケモンを2枚まで、ベンチに出す。そして山札を切る。

 

 発動条件に制限がありますが、山に眠っているドラゴンポケモンをそのまま引っ張ってくる強力サポート。“そのまま”ですよ。進化カードでも良いわけです。

 使い方としては、やはりお得にドラゴンタイプの進化カードを並べたいということで、同弾収録である“たたかいのうた”チルタリスや、タッグボルト収録の“ファーストコール”のカイリューと組み合わせる使い方が考案されていました。

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⑥“裂空のカリスマ”収録(SM7)

 レックウザGXなる怪物を生み出したパック。ここに“ルチア”も収録され、プリズムスターの運用がより容易くなりました。

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 環境は一気にこのレックウザGXに寄りました。

ラティオス◇

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たねポケモン ◇ 竜 HP140 弱点:妖 抵抗力:なし にげる:1

【ワザ】無無 ドラゴンフリート 50×

 自分の場の竜タイプの進化ポケモンの数×50ダメージ。

 

 使いどころが難しいですが、手元が出来上がったところで打てば十分な火力を出せるカードでした。この弾収録のプリズムスターと言えば、圧倒的に妹のラティアス◇に軍配が上がりました。

 

ラティアス◇

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たねポケモン ◇ 竜 HP130 弱点:妖 抵抗力:なし にげる:1

【ワザ】無 ドリームミスト 30

 自分のベンチの竜タイプのたねポケモン全員に、トラッシュにある基本エネルギーを1枚ずつつける。

 

 制限はありますが、ダメージを与えながら複数枚のエネ加速を狙えるカード。場の草エネルギー・雷エネルギーの数だけ火力が上がるレックウザGXの立ち上げよく使われていました。XYレギュ最後の大型大会であったJCS2018では、ジュニア、シニア、マスターすべての優勝者デッキにおいて、このラティアス◇・レックウザのコンビが採用されていました。

 その後、レックウザGXの相方は専らクワガノンに寄ってしまい、前線にこのラティアス◇を見ることはなくなりました。最近では“ジージーエンド”の発売前に、竜タイプのタッグチームを見越してシングル買取価格の高騰が見られましたが、実戦デッキへの実装はなかなか見られなかったようです。注目されているカードであるのは間違いありません。

 

ジラーチ◇

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たねポケモン ◇ 鋼 HP80 弱点:炎 抵抗力:超 にげる:1

【特性】ほしにねがいを

 自分の番に、ウラになっている自分のサイドからこのカードをとったとき、自分のベンチに空きがあるなら、手札に加える前に使える。このポケモンを自分のベンチに出し、さらにサイドを1枚とる。

【ワザ】無無無 ほろびのゆめ 10

 このポケモンをねむりにする。次の相手の番の終わりに、このワザを受けた相手のポケモンはきぜつする。

 

 ジラーチと言うと、今でこそみんな“ねがいぼし”ジラーチを思い浮かべますが、その少し前にプリズムスターでも登場していましたね。特性もワザもかなり特殊なものでした。

 サイドから取ってきたときに発動する変わり種の特性“ほしにねがいを”。テッカグヤGXを使ってサイドを操作し能動的に発動させるやり方が当時Twitterで話題になっていました。また、タイムリーなことに、“名探偵ピカチュウ”に収録予定のバリヤードとも相性がよく、注目されていました。

 ワザ“ほろびのゆめ”も相手を効果によりきぜつさせるトリッキーなワザ。使用エネが重く、逃げられたり回収されたりすると効果が消えてしまうのでなかなか使いどころが難しそうです。

 

 今回は中編ということでここまで!!

 またしても当時のことを思い出し、今につながることも再発見し、となかなか有意義でした。次回で最終回ですかね。まだまだ、あのカードが登場していませんね!!