【ポケモンカードGB】三鳥と言えば、私はこれを思い出します。【CL頑張って!!】
いよいよCL京都大会です!!
Twitterのタイムラインには、前日から多くのプレイヤーが京都に前乗りし、本番のゲームプランを練ったり、ポケセン京都に向かったり、観光を楽しんだりと、大型大会前特有の楽しい空気が流れていました。これも大手TCG独特の文化ですよね。仮に自分が会場に行けない身であったとしても何だかワクワクする感じ、本当に素晴らしいです。
競技の面としてもたくさん楽しみがありますよね。一体どんなデッキが優勝を勝ち取るのか。毎度のことながら、まったく予想できない環境です。
さてさて。
CL京都でもまた新情報があることが予想される新弾“スカイレジェンド”。目玉は先日の記事でもとりあげた“ファイヤー&サンダー&フリーザーGX”の三鳥タッグチーム。
一番やりこんだポケモンゲームは「初代」である自分にとって、ノスタル中枢を刺激されるカードセレクションです。よって、いろいろ感慨深いところがあるのですが、ちょっと変わり種な所として、こんなことも思い出します。CLとは全然関係ない話になりますが、ぜひお読みいただければ幸いです。
その昔、ポケカにとってはまだまだ旧裏時代。こんなゲームボーイソフトがありました。
「ポケモンカードGB」そしてその続編「ポケモンカードGB2」です。
実際のカードプールとしては、第1世代のポケモンたちがみんなカード化され、ジムリーダーシリーズも発売され、そして第2世代が“neo”として登場しだしたころでしょうか。まだ悪エネルギーや鋼エネルギーが特殊エネルギーとして特別視されていたときの話です。
ポケモンカードが、ゲームになった!!
当時まだまだ小学生で、現実世界でカードを揃えるには経済力も環境もなかった私にこれは朗報でした。
実際には拡張パックひとつ買うのにも父母の顔色を伺って良い子にしておかないといけなかったところ、なんとかゲームソフト1本買ってもらえれば、限られたカードプールであったとしても(とは言っても、当時では無限を思わせるカードの種類と感じえました)ゲームの中では集め放題だし、対戦相手に困りません。
私は、近づいた小4のクリスマスプレゼント枠を「ポケモンカードGB2」に定めました。やはりのめりこみました。実際にカードを買ってもらう機会も少なくなったはずです。
さてさて、この「ポケモンカードGB2」、シナリオを最後の方まで進めていくと、本家の四天王みたく、4人のグランドマスターと戦うことになります。
名前を今も覚えています。勝気な炎ガールであるスティーブ、アメリカンな雷使いのスティーブ、紳士に水タイプを操るカネコウジ、そしてラストはやっぱりドラゴン率いるリュウドー。なかなかキャラが立っています。
彼らのパーソナリティをさらに高めていたのが、それぞれのトレーナーだけが持つ“伝説のカード”。それが“ファイヤー”“サンダー”“フリーザー”“カイリュー”なのでした。
この4枚のカード、何を隠そう実際には存在しない、ゲームオリジナルのカードなのです。というのも、それぞれのカードテキストの内容にランダム性が持たされており、ゲーム内のプログラムに判定を委ねるような効果になっているからです。私はこれらのカードがとても印象に残っており、伝説の三鳥についてはこれまでたくさんのカードが世に出ていますが、その中でも実は真っ先に浮かぶカードであります。
それぞれ詳しく紹介させてください。
ヒロコが使ってくるファイヤーは、現代ポケカであったとしても実用的な特性(当時は“特殊能力”でしたね)を持つカードでした。
ファイヤー
たねポケモン 炎 HP100 弱点:なし 抵抗力:闘(当時は-30)
【特性】ほのおをもたらす
このカードを手札から場に出したとき、1度だけ使える。自分の山札に炎エネルギーがあれば、最大4枚まで選ばれ、手札に加わる。手札に加わる炎エネルギーの枚数は、自動的に決まる。その後、山札をよく切る。
【ワザ】炎炎炎 ゴッドバード 70
コインを投げて裏なら、このワザは失敗する。
枚数が自動的に決まるあたり、ゲーム特有ですね。実際のTCGでカード化するなら、4回コインを投げて……という文面になるのでしょうか。ゲーム中ではアニメーションもあるのですが、山札から手札に向かって炎玉が加わっていくシュールな(失礼)ものでした。
ちなみに、当時だねポケモンでHP100というのは、それだけで高性能でした。
続いて、雷使いのスティーブが持つサンダーは、こんな危険なテキストを持つカードでした。
サンダー
たねポケモン 電気 HP100 弱点:なし 抵抗力:闘
【特性】カミングサンダー
このカードを手札から場に出したとき、1度だけ使える。このカード以外の、場にいるすべてのポケモンの中から1匹に弱点・抵抗力に関係なく30ダメージ。ダメージを受けるポケモンは自動的に選ばれる。
【ワザ】雷雷雷 ビッグサンダー
このカード以外の、場にいるすべてのポケモンの中から1匹に弱点・抵抗力に関係なく70ダメージ。ダメージを受けるポケモンは自動的に選ばれる。
これもまた「自動的に」が新鮮なテキストです。HP100というのは、当時ではかなり倒しにくい壁でした。そういう背景があると、このカードの魔性の強さが分かるはずです。そうです。自分にダメージが来ることはないのだから、自分は前1匹だけサンダーを置き、このビッグサンダーを連発するのです。恐ろしいですよね。
最後に紹介するのは水タイプを主力で使うカネコウジのカード、フリーザーです。
フリーザー
たねポケモン 水 HP100 弱点:なし 抵抗力:闘
【特性】こおりつかせる
このカードを手札から場に出したとき、1度だけ使える。コインを投げて表なら、相手のバトルポケモンをマヒにする。
【ワザ】水水水 こおりのいき
あいての場のポケモン1匹に、弱点・抵抗力に関係なく、40ダメージ。ダメージを受けるポケモンは、自動的に選ばれる。
これもまた場に出たときに働く特性と、自動的にダメージの対象が決まるワザが特徴的です。
今のGX、TAG TEAM環境に慣れた私たちにとっては、どれも小さな数字に見えるかもしれませんが、当時ではとても大きなダメージでした。また、これは今でもそうですが、ゲーム独特のランダム要素があるテキストは実に新鮮に思え、シナリオ終盤の相手という神々しさの演出として感じられました。
ちなみにグランドマスターもう一人、リュウドーがいて、彼も“カイリュー”を伝説のカードとして所有しています。気になる方はうまく検索をかけてみてください。
ではでは。みなさん、CLを思い思いに楽しみましょう!!