新・サーナイトGXデッキ考察 ジムバトル優勝!!
(2018年11月6日追記)
ちょうど1年前にも似たようなタイトルの記事を書いてました。ラランテスが好きでポケカの世界に入って、勝ちにこだわりたいとサーナイトGXを握りだして、初めてジムバトルに優勝したときの記事ですね。
なかなか青臭いことを書いてますね。始めたばっかりだったので許してやってください。あれからもう1年ですか。
ずっとテテフ2枚でやっていました。今ほどではないにしても、昔っから高価で最低限しか手が出せず、その2枚のRRをずっと大事にしていました。
そんな我が家にもついに3枚目のテテフが!!
1年前と同じように、ジムバトルで優勝し、シングルカードチケットをゲットしたからです。
前回の記事に書いていたように、熱望したものだったので実にバンザイ!!Twitterでもたくさんの「いいね」をもらいました。皆さんどうもありがとうございました。
さてそのサーナイトデッキ。昨日のジムバトルも、その後のフリーバトルもほとんど負けずにプレイすることができました!が、ここで一つ箸休め。他に研究したいデッキが生まれました。
そこで備忘録的に軽めの考察をまとめておきます。レシピを載せるわけではありませんが、組んだことのない人が見ても「なるほど!面白そう!」と思うような核の部分を紹介します。(以下、サンムーンレギュレーションに準拠)
もちろん主役は「サーナイトGX」です。
1エネから動けて、ダメージ上限なしの「インフィニットフォース」と、それに噛みあったエネ加速特性「ひみつのいずみ」1年以上前から、環境に姿を残し続けている戦いの女神です。
インフィニットフォースは相手のエネルギーも参照してダメージ計算をするワザです。相手が重いポケモンであればあるほど、その火力が増していきます。それをさらに強化するカードが登場しました。
GXウルトラシャイニー収録の「ワンダーラビリンス◇」です!
このカードが場に出ている限り、フェアリータイプ以外のポケモンはワザを打つのに無色エネルギー1個分、余計にエネルギーが必要になります。相手の展開を遅くできる効果のほかに、インフィニットフォースの火力アップにつながります。
(ちなみに、相方のアローラキュウコンGXの進化元であるアローラロコンは水タイプです。本来ならエネルギーなしで打てる強ワザ「みちしるべ」も、このスタジアム下では1エネ要求となってしまいます。自分で自分の首を絞めてしまう典型的なプレミには注意しましょう。とにもかくにも「スタジアムはいつ出すか」です。)
そんな良いことづくめなサーナイトGX。2進化ポケモンゆえ、場に出すまでが大変ですが、これをサポートするための最強の相方が登場しました。もうみなさんご存知の「アローラキュウコンGX」です。
このカードを中心に、このデッキの特性を見ていきましょう。
- ① 妖アローラキュウコンGXによる進化強化
- ② 妖アローラキュウコンGXによる盤面強化
- ③ ソルガレオ「かがやくたてがみ」による鋼対策&ミラー対策
- ④ ①~③を支えるサポート「ライチ」の存在
- ⑤ その他サポートカード
① 妖アローラキュウコンGXによる進化強化
アローラキュウコンGXの登場で大きく変わったのはこの部分でしょう。昨年の冬入りくらいから鋼タイプの下で完全に下火になっていたサーナイトGXを助けたのはまさにこのカードです。
「ふしぎなアメ」をサーチするのはもちろん、進化先を手札に持っていなければ「ハイパーボール」どちらかのパーツが揃っていれば、2枚サーチの片方は盤面に合わせたグッズが持ってこれます。
このあたり構築・プレイングともにやや上級者向けですが、鮮やかに戦うことができてお洒落です。次の項目で詳しく述べましょう。
② 妖アローラキュウコンGXによる盤面強化
①で述べたように、進化先とふしぎなアメのどちらかを持っていたりするなどして余裕があれば「ふしぎなみちびき」の2枚サーチ枠に空きが生まれることになります。ここで状況に合わせたグッズを選んでこれると強いです。代表的なパターンとして、
○ 手張りするためのエネルギーがない →「エネくじ」「エネルギー回収」
……「エネくじ」は運も絡みますが、エネルギーに置き換えることができます。「ダブル無色エネルギー」を引いてこれる可能性もあります。またトラッシュによれば「エネルギー回収」も選択肢になります。バトル場にエネルギーを張っていれば、そいつを逃がしてエネを落とし、そこを回収することで「エネルギーつけかえ」のような動きもとれます。(手張り権を行使することになりますが。サーナイトGXが立つ場面ではあまり問題にはなりませんね。)
○ 手札を増やしたい → 「ハンサムホイッスル」→「ハンサム」
あるいは →「ハイパーボール」→「カプテテフGX」→「シロナ」「リーリエ」など
……「ハンサムホイッスル」のくだりは構築そのものに大きな影響を与えますが、私は好きです。圧縮も同時にできるし、「ハンサム」2枚サーチは手札の肥やしにもなるし、何もしなくてもとりあえず次ターンもドロソを使える状況になりますので。また、「シロナ」でも「リーリエ」でもなく、条件なしでの追加3枚ドローである「ハンサム」は、手札に「ふしぎなアメ」や進化先を保持した状態でも使いやすく、案外勝手が利きます。まだ意外と使われていませんが、そのうち流行るのではないかと思っています。
○ バトル場を入れ替えたい → 「ポケモンいれかえ」「あなぬけのヒモ」
……初手からアローラロコンが前にいて、キュウコンGXに進化したときの動きでベンチにサーナイトGXが立ったときに、すぐに殴りに行ければ相手のバトル場を倒してテンポを握れる場面があります。そんなときに「ポケモンいれかえ」をサーチして来れば機動性ある動きがとれます。また、枠に余裕があれば「あなぬけのヒモ」との選択も可能です。
③ ソルガレオ「かがやくたてがみ」による鋼対策&ミラー対策
これも①のアロキュウありきの話になりますが、1-0-1ラインで他の2進化も差し込むことができます。そこにソルガレオラインを組み込むことで、鋼弱点を消せることと、ニコタマ対応の「ターボストライク」でミラー対戦時のサーナイトGX、アローラキュウコンGXを弱点でワンパンすることが可能になります。
④ ①~③を支えるサポート「ライチ」の存在
デッキのキーカードはGXポケモンたちです。場に「アローラロコン」と「ラルトス」「ラルトス」であれば、3枚のGXカードが欲しくなります。ここで「ライチ」を打てると強いです。手札にどのパーツがないときも、とにかく「アローラキュウコンGX」をサーチして来ればなんとかなりますし、手札消費なしで進化先を持ってこれるのは強いです。また、「ライチ」はサポートであるので、山札に「カプテテフGX」があれば、「ハイパーボール」を投げるだけで盤面が一気に動きます。
⑤ その他サポートカード
主軸のサーナイトGX、アローラキュウコンGX以外にもデッキに彩・力を加えるポケモンがいます。
・サーナイト
フェアリーライズには、非GXのサーナイトが収録されています。こちらも2進化だけあって、かなり強力です。2ターン目に最初のアメ進化をするとき、あえてこの非GXで行くゲームプランもあります。
フェアリーエネルギー1つで使えるブリリアントサーチで好きなカードを3枚持ってこれますから、次のターンでさらに盤面を固めることができます。
下ワザ「センシングレイ」はそのターンでのサポート使用という緩やかな条件で、160ダメージを出すことができます。ハチマキ込でカプ・テテフGXやゼラオラGXをワンパンで狩る非GXってなかなかやばいですよね。エネルギー要求も、ダブル無色エネルギーやサーナイトGXの存在から辛くはありません。GXと差し違えてサイドレースを優位に進めていったり、GX主体デッキなので突破しがたいフーパなどにも対処できたりします。
・妖アローラキュウコン
ウルトラシャイニーで与えられたもう一つの強化カードがこちら。
もともとは水タイプであった「ひかりのけっかい」のアローラキュウコンがタイプシフトしてフェアリータイプで再登場しました。このデッキとの親和性は抜群ですね。GX主体の相手デッキに対し、2進化を揃えないといけないというこちら側の展開の遅さをカバーしうるストッパーです。先ほどのサーナイトとともに、1枚差し込んでおけばゲームプランが膨らみます。
以上がこのデッキのコア部分になります。良いことばかり書きましたが、もちろんこのデッキにも弱点はあります。また、その他微調整を加えることでさらに面白いデッキにもなります。「サーナイトGX」も「アローラキュウコンGX」も高価なカードなので構築予算は安くはないですが、興味を持った方は是非作って遊んでみてください。サーナイトもキュウコンも好きになりますよ!
アローラキュウコンGXについてはこちらにもまとめましたので、時間がある人は是非この記事もどうぞ。